代木大和

代木 大和（しろき やまと）

代木大和は、愛媛県四国中央市に生まれ、左投左打のプロ野球選手として活躍しています。彼は読売ジャイアンツに所属し、将来を嘱望される若手投手です。

経歴

プロ入り前

代木は、子供の頃から野球に親しみ、四国中央市立南小学校1年時に軟式野球を始めました。その後、四国中央市立川之江南中学校では硬式野球のチーム「川之江ボーイズ」で腕を磨きます。さらに、明徳義塾高等学校に進学し、彼の野球人生において重要なステージが始まります。1年夏の全国高等学校野球選手権大会にはチームが出場しましたが、代木自身はメンバーには含まれませんでした。次の年には新型コロナウイルスによる影響で公式戦が中止になる中、甲子園高校野球交流試合での投球が彼の名を広めることに繋がりました。

2年秋からチームのエースとして名を馳せ、3年春の第93回選抜高等学校野球大会にも出場。初戦では強豪・仙台育英を相手に好投しましたが、援護がなくチームは敗退しました。続く年夏の高知大会では決勝で高知高校を下し、甲子園出場を果たします。ここでも彼は優れた投球を見せ、さらには打撃でも活躍しました。智辯学園との準々決勝では、一塁手として先発出場し、勝ち越しソロ本塁打を打つも、試合は逆転負けとなる悔しい結果に終わりました。

巨人時代

2021年にはプロ志望届を提出し、11月に行われたドラフトで読売ジャイアンツから6位指名を受けて契約を結びました。プロ入り1年目の2022年は、二軍での経験を重ね、契約更改で年俸が上がるものの具体的な活躍には至りませんでした。

2023年、代木は19歳という若さで開幕一軍を勝ち取り、4月4日の横浜DeNA戦でプロ初登板を果たしました。その後も13試合に登板し、成績は0勝0敗、防御率5.40でした。8月には左肘の手術を受け、シーズンを終えることになりますが、プロ入り早々に経験を積んだことは、今後の成長につながるでしょう。2023年の契約更改では年俸が増額され、期待されています。

2024年には春季キャンプでの実戦形式の打撃練習中に肘に不安を抱え、その後、トミー・ジョン手術を受けました。復帰後のパフォーマンスが待たれています。

選手としての特徴

代木は、そのストレートの最速が143km/hと速く、高校時代にはカットボールの技術も磨かれました。特に制球力に優れた投球やゲームメーク力が彼の魅力となっています。また、「代木」という名字は非常に珍しいもので、全国に約50名しか存在しない貴重な存在です。

記録と成績

2023年には、初登板での無失点投球や初奪三振を記録し、着実に成長しています。彼の登場曲には「GO HARD」が使われており、年轻の選手らしいエネルギー溢れる印象を与えます。

今後さらに成長が期待される代木大和選手。その活躍を応援しましょう。

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