伊上駅

伊上駅の概要

伊上駅（いがみえき）は、山口県長門市油谷伊上字西前に位置し、西日本旅客鉄道（JR西日本）の山陰本線に属する駅です。この駅は、周囲の自然とともに地域の交通の要所として重要な役割を果たしています。

歴史

伊上駅の歴史は、1930年（昭和5年）12月7日に遡ります。この日、鉄道省によって美禰線（現在の山陰本線）の長門古市駅から阿川駅への延伸と同時に開設され、客貨の取り扱いが始まりました。

1933年（昭和8年）には、美禰線の一部区間が山陰本線に統合され、伊上駅もその一員となりました。その後、1961年（昭和36年）に貨物取扱が廃止され、1971年（昭和46年）には業務が委託されることがなくなり、無人駅となりました。この時点で荷物の取り扱いも終了しました。

1987年（昭和62年）4月の国鉄分割民営化により、伊上駅はJR西日本の駅としての地位を確立しました。最近の出来事では、2023年（令和5年）7月1日に大雨の影響で、伊上駅を含む区間が不通となりましたが、翌年には運転再開が予定されています。

駅の構造

伊上駅は、海側に位置する単式ホームを持つ地上駅です。棒線式のため、小串方面および長門市方面からの列車は同じホームから発着します。この駅は無人駅として運営されており、待合室を兼ねた駅舎も備えています。かつては駅舎内に喫茶店もあったという歴史があります。

利用状況と駅周辺

近年の1日平均乗車人員については数値が公表されておりませんが、地域住民にとって重要な交通手段となっています。駅のすぐ近くを国道191号が通り、その周辺には伊上郵便局、長門市立伊上小学校、油谷湾、伊上海浜公園、YYビーチ350、オートキャンプ場、山口県油谷青少年自然の家などの施設があります。これらの場所は、地域の観光などの目的でも利用されることがあります。

隣接駅

伊上駅の隣には、人丸駅と長門粟野駅が存在します。これにより、山陰本線の利用者は便利に移動することが可能です。

脚注

伊上駅は地域の交通の中心を成しつつ、周辺の自然や施設と連携して地域振興にも寄与しています。

もう一度検索