伊丹スポーツセンターとは？意味をやさしく解説

伊丹市立伊丹スポーツセンターについて

伊丹市立伊丹スポーツセンターは、兵庫県伊丹市に位置する運動公園と多様なスポーツ関連施設から構成されています。この施設は公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団によって運営されており、地域住民のスポーツ振興に寄与しています。

歴史

伊丹市の市制施行に伴い、最初は西台に市民グラウンドが設置されました。しかし、1968年に阪急伊丹線の高架化が進んだ際、阪急電鉄がグラウンドの土地を取得し、結果として新しい駅が設けられました。これに伴い、1972年には市北西部の鴻池に伊丹スポーツセンターが新たに開設され、この地域における市民のスポーツ活動の核となりました。

施設概要

伊丹スポーツセンターは、多岐にわたるスポーツ施設を備えており、以下のものが含まれます：

- 体育館：バスケットボールやバレーボールに2面、バドミントンに6面使用できるスペースがあり、1階には剣道場、2階にトレーニングルーム、さらに3階には卓球場と柔道場があります。40年以上にわたって使用されてきたため、老朽化が進行しており、2016年から2017年にかけて耐震補強工事が行われました。

- 室内プール：25メートル×8コースのプールが完備され、競技やレクリエーションに使用されます。

- 陸上競技場：日本陸上連盟における第四種公認の競技場であり、全面はクレー舗装されています。この競技場は、Jリーグヴィッセル神戸のユースチームである伊丹U-15が本拠地として利用しています。また、アメリカンフットボールのX3部リーグでも公式戦が開催されています。観客席は、神戸ウイングスタジアムで使用されていた仮設スタンドが再利用され、現在の規模に拡張されました。

### 陸上競技場の詳細
- グラウンド総面積: 19,995m²
- トラック: 400m×8コース
- 収容人員: 3,299人
- 照明設備: 4基

- 野球場：プロ野球の公式戦は開催されていませんが、社会人野球や大学の準硬式野球トーナメントの主会場として広く利用されています。特に、2009年には全日本クラブ野球選手権大会でトータル阪神の本拠地として使用されました。形状は五角形に近く、両翼は100メートル、センターは115メートルです。スコアボードは2010年にLED式にリニューアルされ、表示方法も国際規格に合わせて変更されました。

- テニスコート：人工芝のコートが13面用意されており、かつてクレー舗装のコートも存在しましたが、現在は全てが人工芝に改装されています。

アクセス

伊丹スポーツセンターへのアクセスは、阪急伊丹駅前のバスターミナル2番のりばまたはJR伊丹駅前の「JR伊丹」停留所から伊丹市バスの1〜3系統を利用し、スポーツセンター前停留所で下車することができます。これにより、多くの市民が容易に利用できる環境が整っています。

まとめ

伊丹市立伊丹スポーツセンターは、地域のスポーツ活動に欠かせない拠点として、多様なスポーツ施設を提供しています。適切な管理と維持管理が行われることで、今後も地域住民に親しまれる施設であり続けるでしょう。

もう一度検索