伊藤光

伊藤光選手について

伊藤光（いとう ひかる）は、1989年4月23日生まれのプロ野球選手で、愛知県岡崎市出身の捕手です。現在は横浜DeNAベイスターズに所属し、主に捕手として活躍しています。右投げ右打ちの彼は、若い頃から野球に情熱を注ぎ続け、着実にステップアップしてきました。

経歴

プロ入り前

伊藤選手の野球キャリアは幼少期から始まりました。5歳の時に岡崎市緑丘のたつみ幼稚園で初めてバットを持ち、岡崎市立藤川小学校では「岡崎リトルリーグ」でピッチャーや内野手として活躍します。さらに東海中学校ではボーイズリーグ「東名古屋スターズ」にて捕手としての技術を磨きました。明徳義塾高校に進学すると、2年生の春からベンチ入りし、春季打点王を獲得し高知県選抜にも選ばれました。高校3年時には選手権高知大会で準優勝を果たしました。その後、2007年の高校生ドラフトでオリックス・バファローズから3位指名を受け、プロ入りを果たします。

オリックス時代

オリックス時代は試行錯誤の連続でした。2008年にはウエスタン・リーグで43試合に出場し、捕手として成長を見せましたが、2009年には椎間板ヘルニアの手術を受け、一時期戦線離脱します。しかし、2010年には復活し、一軍でも成績を残すようになりました。

2011年から2013年にかけては、正捕手としての地位を確立し、オールスターゲームにも出場しました。特に2013年シーズンは、打率.285という成績を残し、自身のキャリアで最高の年となりました。2014年にはゴールデングラブ賞やベストナインを獲得し、実力を証明しました。さらに、日米野球にも日本代表として出場するなど、国際舞台でも活躍しました。

DeNA時代

伊藤選手は2018年に横浜DeNAベイスターズに移籍し、背番号29を背負いました。移籍直後の試合では、緊急トレードにも関わらず活躍を見せ、連続打席無安打記録も止めました。特に2019年シーズンには自己最多の8本塁打を記録し、チームの成績向上に貢献しました。

その後も、2023年に通算1000試合出場を達成し、キャリアを着実に積み重ねています。この年は特にサイ・ヤング賞受賞投手トレバー・バウアーとのコンビで注目を集めています。2023年のシーズンは戸柱、山本との併用が続いていますが、重要な局面では彼の存在感が光っています。

選手としての特徴

伊藤選手は、打撃においても守備においても高いスキルを持つ選手です。特に捕手として強肩を持ち、さらに50メートルを6秒フラットで走る俊足も兼ね備えています。これは捕手というポジションにおいて非常に珍しい特徴です。打撃においても、2013年には打率.285を記録し、長打力も示しています。

最後に

伊藤光選手は、数々の試練を乗り越えながら成長し続ける素晴らしい選手です。彼の今後の活躍にも注目が集まっています。野球ファンにとって、彼のプレーは見逃せないものとなることでしょう。

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