会津坂本駅

会津坂本駅は、福島県河沼郡会津坂下町大字坂本字上新田丁に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）只見線の駅です。のどかな田園風景の中に佇む駅舎は、そのユニークな外観で訪れる人々を迎えます。

歴史

会津坂本駅は、1928年（昭和3年）11月20日に開業しました。当時は一般駅として、地域の人々や物資の輸送を担っていました。しかし、時代の流れとともに、1971年（昭和46年）8月29日には貨物および荷物の取り扱いが廃止され、駅は無人化されました。

1984年（昭和59年）4月には、駅舎が有蓋貨車を改造した現在のものに改築されました。これは、鉄道の貨物輸送の衰退と、地域交通のあり方の変化を示す出来事と言えるでしょう。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となりました。

駅構造

会津坂本駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。ホームに立つと、目の前には只見線の線路がまっすぐに伸びています。特徴的なのは、1984年（昭和59年）に設置されたワラ1形有蓋貨車を再利用した駅舎です。かつて貨物輸送に使用されていた車両が、駅舎として新たな役割を担っているのです。貨物用ホームも残されており、往時の面影を偲ぶことができます。

かつては、1927年（昭和2年）に建設された木造駅舎を有し、駅員が配置された有人駅でしたが、現在は会津若松駅が管理する無人駅となっています。

利用状況

「福島県統計年鑑」によると、2000年度（平成12年度）から2004年度（平成16年度）にかけての1日平均乗車人員は、以下の通り推移しました。具体的な数値は省略しますが、近年は減少傾向にあることが推測されます。

駅周辺

会津坂本駅の周辺には、以下の施設や道路があります。

国道49号
国道252号
福島県道151号山都柳津線
福島県道224号会津坂本停車場線
磐越自動車道 会津坂下インターチェンジ
会津乗合自動車「坂本駅前」停留所

これらの道路や交通機関を利用することで、会津地方の各地へアクセスすることができます。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）只見線の隣の駅は以下の通りです。

■只見線
塔寺駅 - 会津坂本駅 - 会津柳津駅

会津坂本駅は、塔寺駅と会津柳津駅の間に位置しています。

会津坂本駅は、その歴史とユニークな駅舎、そして周辺の自然環境が魅力的な駅です。只見線を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

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