修善寺虹の郷

修善寺虹の郷について

修善寺虹の郷（しゅぜんじにじのさと）は、静岡県伊豆市にあるテーマパークで、その敷地面積は約50万平方メートルに達します。これは東京ディズニーランドと同じくらいの広さです。名湯として知られる修善寺温泉の中心から1.5 kmほど離れた山の斜面に位置し、訪れる人々に季節ごとの美しい自然を楽しませてくれます。

園内には「イギリス村」や「カナダ村」といった異国情緒あふれるエリアがあり、訪れた人はそれぞれのテーマに基づいた施設や庭園を散策することができます。特にこの２つの村は、ミニ鉄道でつながれており、訪れる人々がそれぞれの世界に浸ることができるよう工夫されています。また、色とりどりの花々や美しい庭園が広がるため、四季折々の風景を楽しむこともこのパークの大きな魅力です。

沿革

修善寺虹の郷の歴史は、1924年に遡り、当初は修善寺公園として整備が始まりました。1967年には、民間により梅林が加わり、「修善寺自然公園」と改称されました。その後も様々な施設が開園し、1989年には「修善寺虹の郷」として新たにスタートしました。開園以来、地元の観光施設として多くの人々に親しまれてきましたが、経営難の問題もあり、選定された指定管理者によって運営が行われる時期もありました。

主要施設

イギリス村

入場してすぐに広がるイギリス村は、中世の英国の街並みを模したエリアです。ここには、アート作品が展示されるトーイミュージアムやレイルウェイミュージアム、カフェがあり、さらには大道芸人によるパフォーマンスも楽しめます。また、イギリスから直輸入された商品が手に入る売店も訪れる価値があります。

カナダ村

伊豆市の姉妹都市であるネルソン市をモチーフにして作られたカナダ村には、お食事処やカナダ産の商品が並び、ここでものんびりとした時間を過ごせます。特に、ロムニー鉄道のネルソン駅がこの村に設置されており、楽しい移動手段として活躍しています。

フェアリーガーデン

この洋風の庭園には、バラの花が咲く温室や、多くのバラが楽しめる庭が広がっており、年間を通じてさまざまな花を楽しむことができます。花の香りに包まれながら散策するのは、心休まるひと時です。

インディアン砦

子供向けのアトラクションが豊富に揃ったエリアで、滑り台やジャングルジムなどがあり、家族連れに人気があります。広大な芝生の広場もあり、ピクニックや遊びに最適な環境です。

日本庭園

日本庭園内には美しい藤や花菖蒲、石楠花、紫陽花などの日本の花々が見られます。漱石記念館も併設されており、文化的な側面も大切にされています。

匠の村

伝統工芸や手工芸体験ができるこのエリアでは、陶芸や友禅染めを学ぶことができます。地域の特産品や工芸品も販売されており、文化交流の場としても重要です。

行事やイベント

修善寺虹の郷では、花しょうぶまつりや七夕まつり、もみじ林のライトアップなど、年間を通じた多彩なイベントが開催されています。また、冬季にはクリスマスイルミネーションも施され、特別な雰囲気が楽しめます。

設備とアクセス

営業は季節により異なり、訪れる際は事前に開園時間を確認することが重要です。公共交通や自動車でのアクセスも可能で、観光に訪れる際には便利です。駐車場も完備されています。

修善寺虹の郷は、多様な文化と美しさを感じることができる場所として、今も多くの訪問者を迎えています。自然の中でリラックスし、異国情緒を楽しむには最適なスポットです。

もう一度検索