入来智

入来智（いりきさとし）

宮崎県都城市出身の元プロ野球選手（投手）。1967年6月3日生まれ、2023年2月10日に交通事故のため55歳で逝去。

経歴

鹿児島実高から三菱自動車水島を経て、1989年ドラフト6位で近鉄バファローズに入団。近鉄時代は、先発、中継ぎ、抑えと幅広い役割をこなし、チームに貢献しました。1996年には広島東洋カープへ移籍、同年オフに近鉄へ復帰。

1998年オフには巨人へ移籍し、弟の入来祐作選手と球団史上初の現役兄弟選手となりました。2001年にはヤクルトスワローズへ移籍し、自己最多の10勝を挙げる活躍を見せ、オールスターゲームにも出場。兄弟での継投も実現しました。日本シリーズでも勝利[[投手]]となるなど、ヤクルトの優勝に大きく貢献しました。

2003年には韓国プロ野球の斗山ベアーズ、2004年には台湾のLa Newベアーズでプレーし、同年現役を引退。

引退後は、故郷の都城市で様々な職を経験。死亡時は介護士として従事していました。

選手としての特徴

最速140km/h後半の直球を武器に、内角への強気な投球を持ち味としていました。その投球スタイルは「ケンカ投法」とも呼ばれました。先発、中継ぎ、抑えと全ての役割をこなせるユーティリティ性も魅力でした。

ヤクルト時代には、古田敦也選手とのバッテリーで緩急をつけた投球術を習得し、更なる飛躍を遂げました。

人物

プロ野球選手時代は、常に全力プレーでファンを魅了しました。また、その飾らない人柄で多くの人に愛されました。

詳細情報

初登板：1990年4月18日
初勝利：1991年6月20日
オールスターゲーム出場：1回（2001年）
月間MVP：1回（2001年6月）

入来智氏のご冥福を心よりお祈りいたします。

もう一度検索