八景島

八景島について

八景島は、神奈川県横浜市金沢区に位置する人工島で、その面積は約24万平方メートル、つまり24ヘクタールに及びます。この島は横浜市港湾計画における厚生施設として位置づけられており、島全体がレジャーやマリンスポーツを楽しむための場所として整備されています。特に有名なのは、島の中核施設である横浜・八景島シーパラダイスです。また、ヨットハーバーも併設されており、海に親しむための多様な施設が充実しています。

島の地名は「金沢区八景島」となっており、これは近隣の景勝地である金沢八景にちなんで名付けられました。古くから風光明媚な地として知られた金沢八景のイメージを、この人工島にも引き継いでいます。

主な施設

八景島には、以下のような施設があります。

横浜・八景島シーパラダイス: 水族館や遊園地、ショッピングモールなどが一体となった複合型レジャー施設です。様々な海の生き物との出会いやアトラクションを楽しむことができます。
八景島緑地: 自然を身近に感じられる緑地エリアです。散策や休憩に利用できます。
八景島さん橋、八景島西浜さん橋: 海上交通のための桟橋です。
八景島客船ターミナル: 客船の発着に使われるターミナルです。
八景島マリーナ: ヨットやボートなどの停泊施設です。

交通アクセス

八景島は、陸地とは3本の橋で結ばれています。しかし、島内への一般車両の乗り入れは制限されており、国道357号や金沢八景大橋も、2022年現在では一般車両の通行に制限があります。そのため、公共交通機関の利用が推奨されています。

一般国道357号柴航路橋: 陸地と八景島を結ぶ橋の一つです。
横浜シーサイドライン八景島駅: シーサイドラインの駅で、ここから金沢八景大橋を渡って島へアクセスできます。
マリンゲート: 歩行者専用の橋で、徒歩で島へ渡ることができます。

歴史

横浜市の沿岸部では、古くから埋め立てと開発が進められてきました。特に戦後、昭和30年代には中区から金沢区にかけて大規模な開発が行われた結果、市民がレジャーに利用できる水際線がほとんど失われてしまいました。この状況を改善するため、横浜市は金沢区に「海の公園計画」を策定し、八景島はこの計画の一環として埋め立てられました。

開発にあたっては、民間資本が導入され、後に横浜・八景島シーパラダイスなどのレジャー施設が建設されました。2013年現在、八景島は横浜市側からのみ陸地と繋がっていますが、将来的には国道357号が横須賀市側へ延伸する計画があります。

主な年表

1965年（昭和40年）2月: 「都市づくりの将来計画の構想（横浜市六大事業）」が発表されました。
1968年（昭和43年）7月: 「金沢地先埋立事業」が決定されました。
1971年（昭和46年）2月: 「海の公園基本構想」が発表されました。
1971年（昭和46年）3月: 「金沢地先埋立事業」の工事が着手されました。
1973年（昭和48年）1月: 海の公園地区の埋立免許が申請され、1974年3月に免許を取得しました。
1980年（昭和55年）2月: 八景島の護岸工事が着手されました。
1985年（昭和60年）4月: 八景島の埋め立てが完了しました。
1986年（昭和61年）1[[1月]]: 「海の公園島部（八景島）開発基本構想」が策定されました。
1986年（昭和61年）1[[1月]] - 1[[2月]]: 八景島に関する市民アンケート調査が実施されました。
1987年（昭和62年）: 「八景島開発事業提案競技」が実施されました。
1988年（昭和63年）3月: 同競技の優秀案が決定（西武不動産他8社）されました。
1990年（平成2年）: 施設整備工事が着手されました。
1990年（平成2年）2月: 株式会社横浜八景島が設立されました。
1990年（平成2年）2月: 「八景島開発事業基本計画」が策定されました。
1990年（平成2年）4月: 「八景島開発事業基本協定」が締結されました。
1992年度: 施設整備工事が竣工しました。
1993年（平成5年）4月: 国道357号福浦～八景島間が開通しました。
1993年（平成5年）5月8日: 横浜・八景島シーパラダイスが開園しました。

関連項目

神奈川県の島一覧

脚注

[脚注について（例）]

外部リンク

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この情報は、八景島の歴史、施設、交通アクセスなど、多岐にわたる情報を提供します。八景島を訪れる際の参考として、また、島の歴史や背景を知る上で役立つ内容となっています。

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