内川幸太郎

内川幸太郎：バランス感覚と勝負強さを兼ね備えた雀士

1981年5月6日生まれ、長野県松本市出身のプロ雀士、内川幸太郎。日本プロ麻雀連盟所属、MリーグKADOKAWAサクラナイツのメンバーとして活躍する彼は、その卓越した麻雀技術と人間性で多くのファンを魅了しています。

6歳で麻雀に触れ、高校時代にはサッカー部仲間と麻雀に興じる日々を送るうちに、麻雀にのめり込んでいきました。高校卒業後、地元松本市で雀荘を共同経営しながら腕を磨き、2005年に24歳で日本プロ麻雀連盟22期生としてプロデビュー。佐々木寿人、岡田茂らと共に、プロとしての道を歩み始めます。

初期は地元で活動していましたが、3年後に上京。新宿区でシニア層向けの麻雀教室講師を務めるなど、幅広く麻雀と関わっていました。リーグ戦では着実に実力をつけ、2014年度にはA2リーグに昇級、2016年には日本プロ麻雀連盟日本一決定戦で個人2位という好成績を収め、チームの優勝に貢献しました。その後、A1リーグに昇級するも、2018年度にはA2リーグに降級。しかし、その直後に自身初のメジャータイトルである十段位を獲得。逆境を跳ね返す強さを見せつけます。

2019年、Mリーグ新規参入チームKADOKAWAサクラナイツから1位指名を受け、Mリーグの舞台へ。指名時、彼は鳳凰戦リーグ戦で国士無双を和了するという劇的な出来事を経験していました。Mリーグでは、チームの優勝に大きく貢献。持ち前のバランス重視の対応型スタイル、そして「手順マエストロ」と呼ばれる精密な打ち筋で、常に上位を争います。

2022年にはKADOKAWAサクラナイツのメンバーとしてMリーグで優勝を達成。さらに2023年3月には、Mリーガーのみが参加した第1期紅龍戦でも優勝を果たし、その実力を改めて証明しました。

数々のエピソードと、人間性

内川幸太郎は、高い麻雀技術だけでなく、数々のエピソードでも注目を集めています。特にMリーグ2019-20シーズンでの、苦渋の表情で放銃したシーンは、大きな反響を呼びました。そのシーンは公式YouTubeで470万回以上再生され、その苦悶の表情は、スポンサーである大和証券やソニー損保のCMにも使用されました。

また、彼は幼少期から高校3年生まですごくサッカーをしており、球技全般が得意。趣味はサッカー観戦とお酒（ビール、ウイスキー、焼酎）。Mリーグ屈指のイケメンとして知られる一方で、Mリーグ発足後、レモンサワーの飲みすぎで太ってしまったという一面も。

2022年には東海オンエアの虫眼鏡との共著で麻雀入門書『勝てる麻雀をわかりやすく教えてください！』を出版。さらに2023年9月には、自身のYouTubeチャンネルで、学生時代から交際していた女性と結婚していたことを公表しました。

タイトル

十段位（第35期）
紅龍戦（第1期）
* Mリーグ優勝（2022年）

内川幸太郎は、卓越した麻雀技術、数々のタイトル、そして人間的な魅力で、麻雀界を代表する一人として、今後も更なる活躍が期待されています。 彼の今後の活躍から目が離せません。

もう一度検索