北海道文化放送

北海道文化放送株式会社（UHB）

概要

北海道文化放送株式会社（以下、UHB）は、北海道を中心にテレビ番組の制作・放送を行う民間放送局であり、特定地上基幹放送事業者として広範なエリアにサービスを提供しています。UHBは、北海道新聞社のグループ企業であり、フジ・メディア・ホールディングス（FMH）の関連会社でもあります。その略称は「UHB」であり、コールサインはJOBM-DTVです。年代を重ねるごとに地域に根づいた放送を行い、視聴者との距離を感じさせないよう努力しています。

設立経緯

UHBは1968年11月1日に設立されました。北海道での地方放送の歴史は、道新が設立した北海道放送（HBC）をはじめ、札幌テレビ放送（STV）などにさかのぼります。昭和40年代にはUHFの時代が訪れ、新しい地元局の設立がますます求められるようになりました。特に、地域の新聞社である道新からも支援を受け、メディアミックスによる新たな報道システムの確立を目指しました。開局の際には激しいコンペティションがありましたが、多くの申請者の中からUHBが選ばれ、創設されました。

略称の由来とロゴデザイン

UHBの略称は、「ユニーク」や「ヒューマン」、「ホット」、「ボックス」の頭文字を組み合わせたもので、視聴者に親しみやすい印象を与えることを意図しています。特に小文字の「uhb」は、軽快さを強調し、視聴者の心に響きやすいデザインとして採用されています。このロゴは1983年に導入され、現在まで広く認知されています。

放送の歴史

UHBは開局から過去数十年にわたる間、多くの改革を経て発展してきました。1980年代には、フジテレビの「80年代大改革」の一環として制作されたドラマ『北の国から』がUHBのイメージアップに大きく貢献しました。この作品は長寿番組となり、全国的に人気を博しました。

地上デジタル放送とアニメ制作

UHBは2003年に地上デジタル放送に対応し、道内の民放で初めて、総務省からの支援措置も受けることができました。さらに、2014年には自社制作のアニメ『フランチェスカ』を放送し、アニメコンテンツへの参入を果たしました。これ以降、ミニアニメやUHFアニメにも関わるようになり、視聴者に多様な番組を提供しています。

現在のマスコットと社内構成

UHBのマスコットキャラクター「みちゅバチ」は、デジタル放送への移行をPRするために誕生し、現在も親しまれています。また、社長や役員には北海道新聞社からの人材が起用されることが多く、地元に深く根づいた運営スタイルが特徴です。

終わりに

UHBは地域に密着した情報発信やエンターテインメントを通じて、視聴者に寄り添った放送局を目指しています。北海道の文化を大切にしながら、今後も変革を続けていくことでしょう。

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