北部上北広域事務組合

北部上北広域事務組合の概要

青森県上北郡に位置する野辺地町、横浜町、六ヶ所村の3町村によって構成される北部上北広域事務組合は、広域的な行政事務を共同で処理する一部事務組合です。組合設立以前は、それぞれの町村が個別に担当していた業務を統合することで、行政の効率化と住民サービスの向上を目指しています。

組合が担う主な業務

北部上北広域事務組合は、地域住民の生活に密着した多様な業務を担っています。主な業務内容としては、消防、福祉、廃棄物処理などが挙げられます。

具体的には、消防に関する事務（消防団を除く）、液化石油ガス設備工事の届出受付、病院・福祉施設の設置・管理運営、一般廃棄物処理施設・火葬場の設置・管理運営など、広範囲にわたる業務を包括的に行っています。これにより、3町村共通の課題解決に効率的に取り組むことが可能となっています。

組合の歴史

北部上北広域事務組合は、1996年（平成8年）4月1日に発足しました。その前身となる組織としては、野辺地地区環境整備事務組合（1973年発足）、野辺地地区環境整備・福祉事務組合（1976年に改称）が挙げられます。これらの組織が担っていた業務を継承し、さらに野辺地・平内地区消防事務組合、野辺地町外一町一ヶ村病院事務組合の事務も引き継ぐ形で、現在の北部上北広域事務組合が誕生しました。発足以来、地域住民のニーズに応じた行政サービスの提供に努めています。

管内の現状

2019年7月1日現在のデータによると、北部上北広域事務組合の管内には、約27,222人の人口と約12,164世帯が暮らしています。面積は約460.74平方キロメートルです。町村別に見ると、野辺地町が人口・世帯数・面積において最も大きな割合を占めています。これらのデータは、組合の行政運営や計画策定において重要な指標となっています。

組合の施設

北部上北広域事務組合は、住民へのサービス提供のために、複数の施設を運営しています。主な施設としては、事務局・消防本部、特別養護老人ホーム野辺地ホーム、公立野辺地病院、クリーン・ペア・はまなす（廃棄物処理施設）、野辺地地区斎場などがあります。これらの施設は、それぞれの専門分野において、質の高いサービスを提供することに努めています。

消防本部

北部上北広域事務組合消防本部は、管内の消防業務全般を担う組織です。野辺地消防署、横浜消防署、六ヶ所消防署、およびそれぞれの分署から構成され、地域住民の生命と財産を守るため、日夜活動を続けています。消防長以下、多くの職員が、迅速かつ的確な消防活動に尽力しています。

公立野辺地病院

公立野辺地病院は、北部上北広域事務組合が運営する公立病院です。地域住民への医療提供を主な業務としており、住民の健康維持・増進に貢献しています。最新の医療機器や設備を導入し、質の高い医療サービスの提供に努めています。

まとめ

北部上北広域事務組合は、地域住民の生活基盤を支える重要な役割を担っています。消防、福祉、医療、環境整備など、多岐にわたる業務を効率的に行い、地域社会の発展に貢献しています。今後も、住民のニーズを的確に捉え、より質の高い行政サービスの提供を目指していくことが期待されます。

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