十碧れいや

十碧れいや：宝塚歌劇団から舞台へ羽ばたく実力派女優

十碧れいや（とあ　れいや）さんは、1987年4月14日生まれの日本の女優です。宝塚歌劇団星組の男役スターとして活躍した後、現在は舞台を中心に活動されています。愛知県名古屋市出身、熱田高等学校卒業。175cmの長身と端正な顔立ちが魅力で、愛称は「れな」と「ポコちゃん」です。

宝塚歌劇団時代：華麗なる舞台人生

2005年、宝塚音楽学校に入学。2007年、宝塚歌劇団93期生として入団。成績は15番でした。星組公演『さくら／シークレット・ハンター』で初舞台を踏み出し、その後も星組に所属し、下級生時代からその長身と二枚目の容姿で注目を集めました。

新人公演では早くから主演を務め、2012年の『めぐり会いは再び 2nd』では新人公演初主演を果たします。さらに、2014年には麻央侑希さんとバウホール公演『アルカサル』でダブル主演を務めるなど、着実に実力をつけ、人気男役スターへと成長を遂げました。

星組在籍中は、『エル・アルコン-鷹-』『スカーレット ピンパーネル』『My dear New Orleans』『太王四神記 Ver.II』『ハプスブルクの宝剣』『ノバ・ボサ・ノバ』『オーシャンズ11』『ダンサ セレナータ』『宝塚ジャポニズム〜序破急〜』『めぐり会いは再び 2nd〜Star Bride〜』『ロミオとジュリエット』『眠らない男・ナポレオン』『太陽王〜ル・ロワ・ソレイユ〜』『黒豹の如く』『ガイズ&ドーズ』『こうもり』『桜華に舞え』『ベルリン、わが愛』『ANOTHER WORLD／キラー ルージュ』など、数多くの作品に出演。持ち前の高い演技力と存在感で、観客を魅了しました。

2018年7月22日、『ANOTHER WORLD／キラー ルージュ』東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しました。

退団後：新たなステージへ

宝塚歌劇団退団後も、女優として精力的に活動されています。舞台を中心に、様々な作品に出演し、その演技力は高い評価を得ています。

主な出演作品としては、『暁の帝〜朱鳥の乱編〜』『終わらない世界』『モンテ・クリスト伯〜黒き将軍とカトリーヌ〜』『通りすがりのYouTuber』『知恵と希望と極悪キノコ』『ル・シッド』『Run For Your Wife』などがあります。

また、CM出演経験もあり、2011年にはアシックス『BC WALKER』のCMに出演しています。

幼少期から続く舞台への情熱

十碧さんは幼稚園の頃からバレエを習っており、幼い頃の夢はバレリーナでした。高校1年生の時、叔母に連れられて観劇した宙組公演『ファントム』に心を奪われ、宝塚歌劇団への受験を決意します。バレエの経験と1年間の歌のレッスンを経て、1度目の受験で宝塚音楽学校に合格しました。

芸名は、好きな「碧」の漢字を使用し、赤ちゃんの名付け辞典から自分で選びました。愛称の「れな」は本名から、「ポコちゃん」は不二家のキャラクター・ポコちゃんに似ていることからつけられたものです。

十碧れいやさんのこれまでのキャリア、そして今後の活躍から目が離せません。 彼女が今後どのような役柄に挑戦し、どのような輝きを放つのか、期待が高まります。

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