千葉市民会館

千葉市民会館は、千葉県千葉市中央区に位置する、地域文化の中核を担う多目的ホールです。1973年の開館以来、コンサート、演劇、講演会、企業の研修会など、多岐にわたるイベントに利用され、市民の文化活動を支えてきました。

施設概要

地上4階、地下1階の構造で、大小のホール、複数の会議室、楽屋、ラウンジなどを備えています。

大ホール：2階に位置し、固定席1001席（車椅子スペース5席含む）を有する多目的ホールです。舞台は間口15m、奥行15m、高さ8mで、大規模な公演に対応可能です。ホワイエは568m²の広さを誇ります。
小ホール：地下1階に位置し、可動席316席を備えます。舞台は間口8m、奥行5.9m、高さ3mで、小規模な講演会や発表会に適しています。ロビーは197m²、専用控室も完備しています。
会議室：3階に4室、4階に5室の会議室があり、各種会議や研修会に利用できます。
楽屋：地下1階に5室、1階に1室の楽屋があり、出演者の準備をサポートします。
ラウンジ「秋桜」：1階に位置するラウンジで、ショップも併設しています。市民の憩いの場として親しまれています。

歴史

市民会館の地は、かつて国鉄千葉駅（初代）があった場所です。駐車場の入口には、「ここに千葉駅ありき」と刻まれた石碑が、その歴史を今に伝えています。1973年4月に開館し、2001年10月には耐震補強工事のため1年間休館しました。2006年12月には熱源改修工事とアスベスト除去工事のため、2007年3月まで再度休館しましたが、その後再開しています。

新会館への移転

2022年4月20日、施設の老朽化に伴い、千葉市は東日本旅客鉄道（JR東日本）と新会館の移転について合意しました。JR東日本が旧千葉支社ビル跡地に建設する再開発施設内に、2027年度の完成を目指して新会館が建設される予定です。

アクセス

鉄道
JR東日本 東千葉駅より徒歩約3分
JR東日本・千葉都市モノレール・京成電鉄 千葉駅・京成[[千葉駅]]より徒歩約7分
バス
千葉内陸バス・ちばシティバス 市民会館バス停より徒歩すぐ
自動車
京葉道路 貝塚インターチェンジ

その他

千葉市民会館は、千葉市の文化施設の中核として、様々な文化活動を支援しています。イメージフラワーはコスモスで、毎月「こずめーあ」という広報誌を発行しています。また、1996年から東京フィルハーモニー交響楽団と提携し、「千葉定期シリーズ」と題した室内楽コンサートを開催しています。

関連施設としては、千葉県文化会館、青葉の森公園芸術文化ホール、千葉市文化交流プラザ、千葉市文化センターなどがあります。

新会館への移転後も、千葉市の文化拠点として、市民に愛される施設となることが期待されています。

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