南久宝寺町

南久宝寺町 (みなみきゅうほうじまち)

南久宝寺町は、大阪府大阪市中央区に位置する町名です。現行行政地名としては、南久宝寺町一丁目から南久宝寺町四丁目が存在します。

地理

南久宝寺町は、以下の地域と隣接しています。

北: 北久宝寺町
南: 博労町
東: 東横堀川 (久宝寺橋を挟んで材木町・松屋町住吉)
西: 西横堀川跡 (阪神高速1号環状線北行きを挟んで西区立売堀・新町)

大阪有数の問屋街として知られ、南久宝寺町1丁目から3丁目にはアーケードが設置されています。また、「南久宝寺町通」は、大阪市内を東西に走る道路の名称としても使われています。

河川・道路

河川: 東横堀川
南久宝寺町通: 中央大通から数えて3本南側の通りで、東行き一方通行。阪神高速1号環状線の長堀入口に接続しています (接続部の地名は松屋町住吉)。

歴史

1872年 (明治5年) 以前は、現在の3丁目と4丁目の一部で町名が異なっていました。

御堂筋沿い: 北久宝寺町5丁目
佐野屋橋筋沿いと渡辺筋沿い: 上難波町
西横堀川沿い: 西笹町

江戸時代から小間物問屋が集積し、問屋街としての歴史を築きました。戦後は衣料品や服飾雑貨 (カバン、袋物、傘、靴など) を扱う現金問屋街として発展しましたが、バブル崩壊頃から閉店する問屋が増加。かつての活気は失われつつあるものの、現在も大阪有数の問屋街の一つです。

1962年 (昭和37年) に埋め立てられた西横堀川には、かつて助右衛門橋が架かっていました。

地名の由来

地名の由来には、以下の2つの説があります。

1. 当地に「久宝寺」という寺院があった説
2. 道頓堀川開削時に、河内国渋川郡久宝寺村 (顕証寺の寺内町) から多くの人夫が来て、当地を住地とした説

世帯数と人口

2019年 (平成31年) 3月31日現在の世帯数と人口は以下の通りです。

データは省略

事業所

2016年 (平成28年) 現在の経済センサス調査によると、事業所数と従業員数は以下の通りです。

データは省略

施設

久宝寺橋 - 東横堀川
萬栄
御堂筋ダイビル - 4丁目、御堂筋沿い

交通

鉄道

地内に駅はなく、地下鉄堺筋線の堺筋本町駅および本町駅が最寄り駅です。

道路

高速道路: 阪神高速1号環状線
国道: 国道25号 (御堂筋)
主要地方道: 大阪府道102号恵美須南森町線 (堺筋)

その他

日本郵便: 〒541-0058 (集配局: 大阪東郵便局)

関連項目

問屋街
船場
* 久宝寺橋

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