南大町駅

南大町駅

南大町駅は、長野県大町市大町大新田町に位置する、JR東日本大糸線沿線にある無人駅です。駅番号は24番です。昭和9年（1934年）2月1日、信濃鉄道昭和駅として開業しました。駅名の由来は、駅東側に進出した昭和電工大町工場（現・大町事業所）の従業員の通勤利便性を図る目的で設置されたことにあります。当初は旅客営業のみでしたが、昭和12年（1937年）6月1日の信濃鉄道の国有化と同時に、現在の南大町駅に改称されました。昭和58年（1983年）3月25日には荷物扱い廃止と同時に無人駅となりましたが、JR初期の1992年頃までは派遣職員による出札業務が行われていました。昭和62年（1987年）4月1日には、国鉄分割民営化に伴いJR東日本の駅となりました。

駅構造

南大町駅は地上駅で、単式ホーム1面1線を有しています。ホームがカーブを描いているため、列車が停車する際には注意を促す案内が設置されています。信濃大町駅の管理下にあり、無人駅として運営されています。

利用状況

長野県統計書によると、南大町駅の1日平均乗車人員は以下のとおりです。

2007年度：148人
2009年度：164人
2010年度：172人
2011年度：158人

駅周辺

南大町駅の周辺には、高瀬川、昭和電工大町事業所、国道147号などがあります。高瀬川にかかる現在の橋梁は、明治時代に鹿児島本線の遠賀川に架設されていたものを移設したものです。また、商業施設としてはザ・ビッグ新大町店（旧ジャスコ新大町店、1998年7月開店、店舗面積約8,494㎡、延べ床面積約10,056㎡）やヤマダデンキテックランド大町店なども駅周辺に立地しています。

隣の駅

快速列車は南大町駅を通過します。

まとめ

南大町駅は、昭和電工大町事業所の通勤需要を満たすために開業した歴史を持つ駅です。現在では無人駅となっていますが、周辺地域住民の生活に根付いた存在であり続けています。駅の周辺には、歴史を感じさせる高瀬川の橋梁や、大型商業施設などがあり、地域社会の活気を感じることができる場所です。

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