吉本祥二

吉本 祥二: 元プロ野球選手から新たな道へ

吉本祥二（よしもと しょうじ）は、1993年6月26日に生まれ、東京都足立区出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、右投右打の選手でした。彼はのちにソフトバンク本社に勤務し、アマチュアお笑いコンビ「リーマンぼうや」としての活動も行っています。

野球人生のスタート

吉本は小学校1年生の時に父から与えられたグラブとバットをきっかけに野球を始めます。小学校2年生からは投手としてのキャリアをスタートし、中学校では軟式野球チームで活躍しました。特に3年生の夏には東京都大会で優勝し、注目されるようになりました。高校は足立学園高に進学し、入学早々からベンチ入りし、次第にその才能が開花します。

高校2年時には、強豪校との対戦で素晴らしい投球を見せ、地元メディアから「下町のダルビッシュ」との称号を得ます。卒業年度の2011年には、福岡ソフトバンクホークスからのドラフト指名を受け、プロ入りします。入団時には高額な契約金を受け取り、期待の若手として注目されました。

プロでの挑戦

プロ入り後の彼のキャリアは波乱に満ちたものでした。2012年から翌年にかけての二年間は公式戦には出場できず、主に三軍での戦績に終始しました。2013年にはアジアウインターベースボールリーグに出場し、一定の成果を収めますが、その後も公式戦に恵まれない日々が続きました。

2014年には腰椎分離症にかかり、支配下登録の解除が通告され、一度は戦力外となります。しかし、育成選手契約を結び、背番号も変更しプロキャリアを続行。2015年から2017年にかけては、登板機会は限られたものの、努力を続けました。

現役引退と新たな道

2017年に現役を引退することを決意し、球団からも戦力外通告を受けた吉本は、徐々に別の進路を考えるようになります。引退後、彼はソフトバンク本社の営業管理部門に配属されることになり、新たなスタートを切ります。

また、2020年にはアマチュアお笑いコンビ「リーマンぼうや」を結成し、芸人としての挑戦も始めました。彼の過去の野球体験を活かした漫才が注目を集め、芸能界へも新たに道を切り開いていきました。

投手としての特徴

吉本は188cmという長身から、最速150km/hのストレートを武器にした投手でした。高校時代には田中将大レベルとの評価も受け、潜在能力は非常に高かったとされています。しかし、制球力や短距離送球に課題を抱え、故障やイップスに悩まされ、結果的に期待されたキャリアを全うすることができませんでした。

人物像とファッション

彼は自己分析を通じてマイペースな性格を自認しつつ、そのスタイルからファッションモデルのような容姿でも知られています。引退後、達川光男からはスターとして芸能界へも進むことを勧められました。また、彼の整った外見と優しさが彼の魅力であり、これからの活動にも期待が寄せられています。

吉本祥二の野球生活は短いものでしたが、彼の今後の活動は新たなファンを生み出し、様々な可能性を持っていることからも目が離せません。彼の活躍が更に広がることを期待したいところです。

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