名古屋国際センター

名古屋国際センター（NIC）

名古屋国際センター（Nagoya International Center, NIC）は、愛知県名古屋市中村区に位置する、名古屋市の国際化を推進するための公共施設です。1984年10月12日に開設され、公益財団法人名古屋国際センターによって運営されています。

概要

名古屋地域の国際交流の総合拠点として、様々な事業を展開しています。本稿では、名古屋国際センターの概要に加え、施設が入居する名古屋国際センタービル、名古屋国際センターホール、そしてテレビ愛知の国際センター中継局についても解説します。

沿革

国際センターの構想は、1977年の名古屋市会における「名古屋市基本構想」議決に端を発します。翌年には『国際文化村構想』が策定され、以下の変遷を経て現在に至ります。

1979年：国際文化村から国際文化センターへ名称変更
1982年4月8日：泥江再開発ビル（名古屋国際センタービル）着工
1983年7月11日：名古屋国際センターへ名称変更
1984年8月1日：「財団法人名古屋国際センター」設立
1984年10月12日：名古屋国際センター開設

主な事業

名古屋国際センターでは、以下のような事業を行っています。

情報サービス:
日本国内外の図書、資料、地図、ビデオ、新聞、雑誌などを閲覧できます。
国際交流団体の機関紙や外国語小説も取り扱っています。
図書の貸し出しサービスも提供しています。
外国人向け相談:
生活、教育、法律など、様々な相談に対応しています。
海外児童生徒教育相談も行っています。
研修事業:
国際理解教育の推進、日本語ボランティアの育成・支援などを行っています。
地域の国際化を推進するためのセミナーなども開催しています。
国際交流・協力事業:
国際交流に関するボランティア活動の支援。
外国人市民が暮らしやすいまちづくりを推進する事業。
国際留学生を支援するための事業など。

貸し施設

名古屋国際センターでは、以下の施設を貸し出しています。

ホール（名古屋国際センターホール）
221平方メートル。
スクール形式で180席、シアター形式で250席。
小規模な講演会や演奏会に利用できます。
20席の円卓会議室も併設。
会議室: 第一～第六会議室（5階）
和室: 5階
展示室: 第一～第四展示室（4階）。第一～第三展示室は連結可能。
研修室: 第一研修室（3階）、第二研修室（3階）、第三研修室（4階）

名古屋国際センタービル

名古屋市中村区那古野に位置する超高層ビルで、泥江再開発ビルとして建設されました。中部[[建築賞]]を受賞しています。

エレベーター

オフィス用エレベーターは低層バンク（東芝製）と高層バンク（日立製）に分かれています。非常用エレベーターは三菱電機製です。2017年から2021年にかけて全11基がリニューアルされました。

フロア構成

25・26階：中国料理店「東天紅」名古屋店
7 - 24階：オフィスフロア
6 - 7階：大韓貿易投資振興公社名古屋貿易館、在名古屋アメリカ合衆国領事館、国際連合地域開発センター
2 - 5階：名古屋国際センター
地下1階 - 1階：飲食店フロア、メインエントランス、防災センター
地下2階 - 地下1階：駐車場
地下3階：機械室

名古屋国際センターホール

名古屋国際センタービルに付属する多目的ホールです。

建築面積：1,035.48平方メートル
竣工：1984年9月30日

国際センター中継局（テレビ愛知）

TVAテレビ愛知が、瀬戸デジタルタワーからの電波が届きにくい名古屋市中心部をカバーするために設置した中継局です。

放送エリア

名古屋市（中区、昭和区）の全域、および千種区、東区、西区など一部地域、清須市の一部。

歴史

2010年2月10日：予備免許交付
2010年4月30日：試験放送開始
2010年6月23日：免許交付、放送開始

交通アクセス

各線名古屋駅から徒歩約7分
名古屋市営地下鉄桜通線 国際センター駅 直結
* 名古屋市営バス 国際センター停留所すぐ

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