和山やま

和山やま

和山やま（1995年1月25日生まれ）は、日本の漫画家として知られています。彼女は、日常の些細な出来事や人間関係を独特の視点とユーモアで描き出し、多くの読者を魅了してきました。

経歴

和山やまは、大学2年生の時に「和山友彦」名義で応募した『優等生の問題』で、第67回ちばてつや賞一般部門に入選しました。その後、沖縄を舞台にしたサーフィンを題材にした読み切り『渚へいこう』が、『週刊Dモーニング 読み切り増刊2016冬号』に巻頭掲載され、プロの漫画家としての第一歩を踏み出しました。

2019年2月には、同人誌『夢中さ、きみに。』をコミティア127で頒布。この作品がコミックビームの編集者の目に留まり、書籍化されることになりました。同年8月にはKADOKAWAから単行本が出版され、品切れが続出するほどの人気を博しました。

2020年1月からは、『FEEL YOUNG』にて初の商業誌連載となる『女の園の星』を開始。同年には、『夢中さ、きみに。』が第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞と第24回手塚治虫文化賞短編賞を受賞するなど、高い評価を受けています。

人物

和山やまが最も影響を受けたと語る漫画家は古屋兎丸です。また、絵柄の面では伊藤潤二や小林まことからの影響も受けており、特に小林まことの『柔道部物語』は「教科書にしているほど大好きな作品」と述べています。

作品の特徴と魅力

和山やまの作品は、独特の空気感とユーモアが特徴です。何気ない日常の中に潜む面白さや、人間の複雑な感情を繊細に描き出しています。また、キャラクターの個性的な魅力も、彼女の作品を語る上で欠かせない要素です。

受賞歴

2020年3月：第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞（『夢中さ、きみに。』）
2020年4月：第24回手塚治虫文化賞短編賞（『夢中さ、きみに。』）

主な作品

連載
ファミレス行こ。（『コミックビーム』2020年12月号 - 連載中）
女の園の星（『FEEL YOUNG』2020年2月号 - 連載中）
読み切り
優等生の問題（『モアイ』2015年6月） - 和山友彦名義
渚へいこう（『週刊Dモーニング 読み切り増刊2016冬号』）
書籍
夢中さ、きみに。（KADOKAWA、2019年）
女の園の星（祥伝社、2020年 - 続刊中）
カラオケ行こ!（KADOKAWA、2020年）
* ファミレス行こ。（KADOKAWA、2023年 - 続刊中）

今後の活躍

数々の受賞歴を持ち、多くのファンを魅了し続ける和山やま。今後の作品にも、ますます期待が高まっています。

もう一度検索