四万十町立
図書館は、
四万十町に所在する
公共図書館であり、地域の知識の拠点として業務を行っています。県内で唯一の
美術館を併設し、2024年度には新たな複合施設の開館が予定されています。
四万十町立
図書館は、本館をはじめとする大正分館や十和振興局図書コーナー、さらには移動
図書館車(BookMobile)を運行し、町内23箇所を巡回しています。
図書館全体の蔵書数は76,312冊、貸出数は年間42,507冊に達しており、多くの町民に利用されています。
本館は
高知県高岡郡四万十町茂串町に位置し、
1965年に窪川町立
図書館として開館しました。現在では、一般書や児童書に加え、雑誌や新聞も充実した蔵書を誇り、特に本館では31,427冊の一般書と17,503冊の児童書を含む、合計48,930冊の図書を揃えています。
施設構造
本館の1階には
図書館と
美術館が併設されています。利用者は
図書館内での資料検索や閲覧に加え、
美術館での展覧会に訪れることも可能です。
利用方法とサービス
図書館の利用は誰でも可能ですが、館外貸出を希望する場合は利用者登録が必要です。
四万十町に在住・在勤・在学の方が対象となりますが、同町近隣の他の町に居住している方も、登録をすれば書籍を借りることができます。返却は本館、分館、十和地域振興局などの4か所で受け付けており、インターネットを通じて予約や貸出状況の確認も行えます。
- - 館外貸出の条件: 最大20冊まで、貸出期間は14日間。
- - 開館時間: 火曜から土曜は9:00から18:00、日曜は9:00から17:00、月曜と祝日は休館。
立地とアクセス
四万十町立
図書館は、JR
土讃線の
窪川駅から徒歩約10分の距離にあり、周囲には飲食店や観光名所も点在しています。車でのアクセスは
高知自動車道の
四万十町中央ICから南へ約10分で、無料の駐車場も完備されています。
併設する
美術館では、様々なアートを展示しており、多くの来館者に親しまれています。開館時間は火曜から土曜が10:00から17:30、日曜が10:00から16:30です。
観覧料金は一般200円、団体110円、高校生以下は無料で特別展示は町長が定める料金が必要です。
2024年度には「
四万十町文化的施設」の開館が予定されていましたが、2023年に計画中止が発表されました。これは地域文化のさらなる推進を目指しての取り組みでしたが、長い経緯があり、住民の期待や懸念が交差する結果となりました。
まとめ
四万十町立
図書館は、知識と文化が交差する重要なハブであり、地域社会においての役割は今後も大いに期待されます。
美術館との併設により、多方面からの文化活動の推進が図られており、地域の人々にとって利用しやすい空間となっています。