四国鉄道文化館

四国鉄道文化館：鉄道の歴史と魅力を伝える愛媛県西条市の観光拠点

四国鉄道文化館は、愛媛県西条市に位置する鉄道保存展示施設です。公益財団法人日本ナショナルトラストが建設し、西条市が管理運営を受託しています。北館と南館の2つの展示施設を中心に、十河信二記念館、西条市観光交流センターと合わせて「鉄道歴史パーク in SAIJO」として一体的に運営され、観光・交流拠点としての役割を担っています。

歴史

2007年11月、伊予西条駅東隣に北館が開館。日本ナショナルトラストが建設し、西条市が管理運営を受託しました。北館の西隣には、西条市長や国鉄総裁を歴任した十河信二の功績を顕彰する記念館と観光交流センターが同時にオープンしました。

2014年7月には、予讃線を挟んだ南側に南館が開館。既存の展示館は「北館」と名称変更され、現在の施設群となりました。2015年7月には、新潟市新津鉄道資料館と姉妹館協定を締結し、資料や展示品の相互貸借、観光情報の発信などで協力関係を築いています。

施設内容

北館

木造の展示館内には、新幹線0系電車のカットボディやDF50形ディーゼル機関車など、四国で使用された鉄道車両や鉄道用品が展示されています。展望デッキからは伊予西条駅構内を一望でき、鉄道ファンにはたまらないスポットです。

南館

伊予西条駅を挟んで北館の南側に位置し、C57形蒸気機関車、DE10形ディーゼル機関車、キハ65形気動車などが展示されています。C57形の運転席やキハ65形の車内は一般公開されており、鉄道車両を間近に見学できます。また、ジオラマ展示やミニSLも設置されています。

展示車両

北館

21-141（新幹線0系電車）: 前頭部カットモデル
DF50 1（DF50形ディーゼル機関車）: 準鉄道記念物、動態保存車両

南館

C57 44: 蒸気機関車（春雷号）
キハ65 34: 気動車
DE10 1: ディーゼル機関車
フリーゲージトレイン第二次試験車両GCT01-201: 先頭車

所在地

愛媛県西条市大町798番地1（北館）

アクセス

北館：JR予讃線伊予西条駅から徒歩1分
南館：伊予西条駅自由通路「ぽっぽ橋」を渡り、徒歩2分

四国鉄道文化館は、鉄道ファンはもちろん、家族連れや観光客にも楽しめる施設です。貴重な鉄道車両の保存展示を通じて、四国の鉄道文化を未来に伝える役割を担っています。ぜひ一度、足を運んでみてください。

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