国営讃岐まんのう公園

国営讃岐まんのう公園

国営讃岐まんのう公園は、香川県仲多度郡まんのう町に位置する四国で唯一の国営公園です。この公園は、「人間との語らい、自然・宇宙とのふれあい」を基本テーマとしており、豊かな自然環境の中で様々なアクティビティを楽しむことができます。

公園の概要

この公園は、1998年4月18日に第一期が開園し、2013年4月21日には全面開園を迎えました。公園の総面積は350ヘクタールを超え、日本最大の灌漑用ため池である満濃池の東隣に広がっています。園名の「まんのう」は平仮名で表記されている理由は、旧満濃町が周辺の町と合併するよりも早く設定されたためです。

公園内は、自然生態園や風花の庭など、テーマごとのゾーンに分かれており、訪れる人々に多様な体験を提供しています。これらのゾーンでは、季節ごとの花々が楽しめたり、様々なイベントが開催されています。

主要な施設とゾーン

公園には複数のゾーンがあり、それぞれ異なる魅力を持っています。例えば、「竜頭の丘ゾーン」や「湖畔の森ゾーン」では、展望台から象頭山や満濃池の美しい景色を眺めることができます。また、「ホッ！とステイまんのう」は日本オートキャンプ協会より五つ星の認定を受けたオートキャンプ場で、自然の中での宿泊体験も可能です。

自然生態園は、地域の里山の復元を目的としたフィールドミュージアムで、農作業や工作体験、小動物との交流などが行われています。「さぬきの森」では、讃岐地方特有の生態系が守られ、多様な植物が生育しています。これらの施設では、訪れる人々が自然と触れ合いながら学び、多くの思い出を持ち帰ることができます。

イベントと特別行事

国営讃岐まんのう公園では、四季折々のイベントが豊富に開催されています。春には「四国B級ご当地グルメフェスタ」や「しこく88kmリレーマラソン」などが行われ、多くの人で賑わいます。夏には40品種約2万本のアジサイが咲く「あじさいまつり」や、イルミネーションを楽しめる「サマーフェスタ」が人気です。秋になると、色とりどりのコスモスが楽しめる「コスモスフェスタ」が開催され、冬にはイルミネーションで彩られた「まんのう公園ウィンターファンタジー」が魅力です。

アクセスと周辺情報

公園へのアクセスは、JR四国の琴平駅から公共交通機関を利用して約16分、または自動車の場合は高松自動車道の善通寺インターチェンジから約25分と非常に便利です。周辺には、満濃池森林公園やかりんの丘公園、ほたる見公園があるため、観光スポットとしても楽しむことができます。

市民との連携

公園のイベントや運営には多くの市民ボランティアも参加しており、地域のつながりが大切にされています。ボランティアによるガイドウォークや自然観察会は、公園を訪れる方々にとって有意義な体験を提供しています。

国営讃岐まんのう公園は、自然とのふれあいや地域の文化を感じることができる場所として、多くの人々に愛されています。

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