土田龍空

龍空（りゅうく）選手について

龍空（りゅうく）、本名は土田龍空（つちだりゅうく）、2002年12月30日生まれ。滋賀県坂田郡米原町（現：米原市）出身のプロ野球選手で、現在中日ドラゴンズの内野手として活躍しています。右投げ左打ちの彼は、チームの若手選手として大きな期待が寄せられています。

経歴

プロ入り前

龍空選手は、米原市立米原小学校に通っていた2年生の時に、米原野球スポーツ少年団で野球を始めました。その後、米原市立米原中学校では硬式野球チームの湖北ボーイズに所属し、腕を磨いていきました。近江高等学校では1年生から遊撃手としてレギュラーとなり、全国高等学校野球選手権大会に出場しました。

彼は2年生の夏、初戦で失策が目立ち、チームは敗退しますが、秋には滋賀大会を制覇。3年時には主将を務め、プロ志望高校生合同練習会でのシート打撃でもアピールに成功しました。2020年のプロ野球ドラフトでは中日ドラゴンズから3位指名を受け、契約金4500万円、年俸600万円で契約を結びました。背番号は45に決まりました。

中日時代

2021年には、まず二軍での経験を積んだ後、9月3日に一軍に昇格。最初のシーズンでは、82試合出場し、打率.238、1本塁打、22打点、9盗塁を記録しました。一軍昇格後は9試合の出場で打率.400と印象を残しました。オフには650万円で契約を更新し、チャンスをつかみました。

2022年には4月に一軍へ昇格し、その後二軍に戻るも、再昇格し先発に定着。特に広島東洋カープ戦では9回裏無死満塁の場面で初のサヨナラ安打を放つなどの活躍をしました。最終的には59試合に出場し、打率.248を記録。オフには年俸1350万円に契約更新しました。

2023年には、球団初の本塁打を含む114試合に出場しましたが、打撃面で苦しみ、打率は.187に。シーズンの終盤にはセカンドとしての出場も増えました。また、オフには契約を1900万円に更新しました。

2024年以降

2024年シーズンの前には右膝の問題で調整が続き、6月には一軍に昇格します。初安打も記録する中、体調不良で登録抹消されることもありました。彼の怪我や回復には注目が集まります。

選手としての特徴

龍空選手は、非凡な打撃センスと高い守備力が強みである内野手です。高校時代には通算で30本塁打を放ち、打率も4割を超えていました。また、2023年には守備範囲の広さを示し、UZRで遊撃手としてチームトップの数値を記録しました。その守備技術は、名手として知られた荒木雅博からも大変な評価を受けています。

人物

龍空選手は、大谷翔平を理想の選手として挙げ、京田陽太に憧れています。京田とはプライベートでも親しい関係にあり、対戦を楽しみにしていると語っています。高校では陸上競技部にも所属しており、走り高跳びで県大会入賞も経験しています。彼の今後の成長と活躍が非常に楽しみです。

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