夢洲駅

夢洲駅の概要

夢洲駅（ゆめしまえき）は、大阪府大阪市此花区夢洲にて建設が進められている、大阪市高速電気軌道（Osaka Metro）中央線の駅であり、駅番号はC09です。2023年8月には正式名称が仮称通りの「夢洲駅」と決定しました。この駅はコスモスクエア駅と新桜島駅（仮称）を結ぶ北港テクノポート線の一部として計画されており、地下の2層構造の駅となる予定ですが、ホームの具体的な構造はまだ明らかになっていません。また、駅の東側には車庫も設けられる計画があります。

このプロジェクトの背景には、2008年に予定されていた大阪オリンピックの構想がありましたが、実現しなかったため、夢咲トンネル以外の工事は行われず、2009年には北港テクノポート線の事業が休止しました。その後、夢洲地区は大阪IR（統合型リゾート）の誘致、さらには2025年国際博覧会の開催候補地として選ばれることになりました。これにより、将来的にコスモスクエア駅から夢洲駅までの北港テクノポート線の工事が再開されることが期待されています。

大阪市の計画によると、夢洲駅周囲には高さ275メートル、55階建てのタワービルが建設される計画も含まれています。2018年11月には、国際博覧会の開催地が大阪に決定し、大阪市の吉村洋文市長は駅延伸の補正予算を計上する意向を示しました。

開業予定は2024年2月15日に発表され、当初の予定から変更されて2025年1月19日が新たな開業日となっています。

年表

• - 2000年（平成12年） 10月11日: OTSが北港テクノポート線の第一種鉄道事業許可を取得。
• - 2009年（平成21年） 8月1日: 夢咲トンネルの道路部分が開通。鉄道部分については準備工事のみ実施されました。同年12月、大阪市は北港テクノポート線の事業休止を決定。
• - 2014年（平成26年） 4月22日: IR誘致候補先として夢洲が決定。
• - 2016年（平成28年） 6月16日: 2025年国際博覧会のメイン会場として夢洲が選定される。
• - 2018年（平成30年） 11月24日: 2025年国際博覧会の開催地が大阪に決定。12月20日にOsaka Metroが駅周辺の開発計画を発表。
• - 2019年（平成31年） 2月: 休止していた北港テクノポート線の南ルートの事業再開が決定。
• - 2020年（令和2年） 7月7日: 駅建設工事がスタート。
• - 2021年（令和3年） 7月7日: 駅前エリアの関連施設の民間事業者を募集したが応募はなし。8月31日には公費での整備意向が発表されました。
• - 2022年（令和4年） 4月27日: 基本デザインが決まる。
• - 2023年（令和5年） 5月24日: 駅からの鉄道トンネル工事が進展しトンネルが到達。
• - 2024年（令和6年） 9月5日: 2025年1月19日に開業予定と発表。

駅周辺の計画

夢洲駅は北港テクノポート線、桜島線、京阪中之島線の延伸案が考えられていますが、桜島線については博覧会の開催のみを理由とする延伸はしない旨の発表があり、IR誘致が前提となっています。これにより、夢洲駅周辺の開発がより進展することが期待されています。

隣の駅

• - 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 中央線

- 夢洲駅 (C09) - コスモスクエア駅 (C10)

これからも夢洲駅に関する情報は注視し続け、進捗を追いかけていきたいと思います。

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