大八化学工業

大八化学工業株式会社について

大八化学工業株式会社（だいはちかがくこうぎょう、DAIHACHI CHEMICAL INDUSTRY CO., LTD.）は、化学業界において重要な役割を果たしている企業であり、大阪市中央区を本社所在地としています。この会社は、主に難燃剤や可塑剤といった化学製品を製造しており、特にエンジニアリングプラスチックやポリウレタンを使用する製品に重要な材料を提供しています。

事業内容

大八化学は、難燃剤と可塑剤の製造を専門としており、その中でも非ハロゲン系のリン系難燃剤は国内外で高い市場シェアを誇っています。また、有害物質を抑制した安全な製品を提供する姿勢が評価されています。企業としての歴史も悠久で、日本で初めてフタル酸エステルやリン酸エステル系の可塑剤を製造した歴史的な背景があります。

沿革

大八化学の起源は1919年にさかのぼり、当初は「大八商店」という名称で設立されました。1924年からは酢酸および酢酸エステル溶剤の製造に着手し、布施工場も開設しました。

1935年にはフタル酸エステルおよびリン酸エステル系の可塑剤の製造を開始し、その後1937年に株式会社大八化学工業所が設立されました。1963年には寝屋川市に新たな工場を建設し、その後も1970年に難燃剤や金属抽出剤の製造を開始し、1975年には愛知県半田市にも工場を開設しました。

1991年には現在の「大八化学工業株式会社」へと社名が変更され、1993年には福井県福井市に新しい工場を設立しました。2000年にはグローバル展開の一環としてシンガポールにも拠点を設立し、2005年には中国に子会社を設立しました。さらに、2011年には大阪市東大阪に技術開発センターを設置し、研究開発の拠点としています。

主要施設

大八化学は、日本国内外に複数の事業所を持っています。主な拠点としては、以下のような施設があります：

• - 本社：大阪市中央区
• - 東京支店：東京都中央区
• - 大阪技術開発センター：大阪府東大阪市
• - 寝屋川工場：大阪府寝屋川市
• - 半田工場：愛知県半田市
• - 福井工場：福井県福井市

これらの施設では、製造・開発が行われており、高品質な化学製品の供給を支えています。

結論

大八化学工業株式会社は、長い歴史を有し、業界の先駆者としての技術力を誇る企業です。特に高性能な難燃剤と可塑剤の開発に力を注いでおり、国内外で高い評価を受けています。今後もさらなる技術革新と持続可能な成長を目指し、化学産業に貢献し続けることでしょう。

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