大分市営陸上競技場

大分市営陸上競技場（ジェイリーススタジアム）

大分市営陸上競技場は、大分県大分市にある重要なスポーツ施設で、津留運動公園内に位置しています。この競技場は大分市が所有し、いくつかの企業や団体によって運営されています。特に、株式会社スポーツジョイ、大分市陸上競技協会、株式会社グリーンフジタによる「大分リバースタジアム共同企業体」が運営管理を行っています。2022年4月1日から、ジェイリース株式会社が命名権を取得し、「ジェイリーススタジアム」としても知られています。

概要

日本[[陸上競技連盟]]において第2種公認の施設である大分市営陸上競技場は、建設当初から数多くの全国大会や地域イベントが開催されてきました。設立当初の目的は、1965年に行われる全国高校総合体育大会および1966年の国民体育大会の開催に向けた準備でした。その後も、毎年2月に開催される「別府大分毎日マラソン」や、10月に行われる「大分国際車いすマラソン大会」のフィニッシュ地点として、広く認知されています。

また、大分市営陸上競技場は地域サッカーの歴史にも重要な役割を果たしました。プロサッカーチームの大分トリニータは、2001年に大分スポーツ公園総合競技場が完成するまでは、ここをホームスタジアムとして活動していました。特に1996年には全国地域サッカーリーグ決勝大会に出場し、当時与えられたジャパンフットボールリーグ（旧JFL）の昇格権を得るなど、サッカー界における歴史的瞬間を数多く見守りました。

競技場の詳細

この競技場の収容人数は15,943人で、メインスタンドには4,443席、芝生スタンドには11,500席があります。特にJリーグの開催時には、収容可能人数に制限があり、実際には4,612人と設定されます。また、ナイター照明設備も備わっており、全天候型のウレタン舗装トラックは9レーンに分かれています。

近年の動向

2019年には、ラグビーワールドカップの試合会場の一つとして使用されることが決定しました。この際、大分市は競技場のロッカールームや照明設備の改修を行うなど、対応を進めました。また、トリニータがJリーグに参戦するまでは他のチームの試合も行われた記録があり、1996年には暴風雨の影響でJリーグの試合が初めて中止されるという出来事もありました。

交通アクセス

この競技場へのアクセスは非常に便利で、大分駅前の6番のりばから大分バスの「大洲運動公園行き」や「大洲・岩田循環」に乗車し、「競技場前」停留所で下車できます。タクシーの場合、大分駅からの移動は約10分です。

まとめ

大分市営陸上競技場は地域のスポーツ活動やイベントの中心的な役割を担っており、その歴史は選手やファンに多くの思い出を提供してきました。今後も様々なスポーツイベントが行われることで、この競技場はさらなる発展を遂げていくことでしょう。

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