大和リース

大和リース株式会社：公共施設から商業施設まで幅広く事業を展開する企業

大和リース株式会社は、大阪府大阪市に本社を置く、大和ハウス工業株式会社が100％出資する子会社です。公共施設、商業施設、環境緑化施設の建設やリースを主な事業として展開しており、特にショッピングセンター事業においては『BiVi』『フレスポ』『ブランチ』といったブランドで多くの施設を運営・管理しています。

歴史と成長

1959年の設立以来、大和リース株式会社は着実に事業を拡大してきました。当初は鋼材や金属製品の販売からスタートし、その後仮設建物の賃貸・販売へと事業領域を拡大。1977年には大阪証券取引所市場第2部に上場、1981年には東京証券取引所市場第1部にも上場を果たしました。2006年には大和ハウス工業の完全子会社となり上場廃止となりましたが、その後も積極的な事業展開を続け、現在に至っています。

多様な事業内容

大和リース株式会社の事業内容は多岐に渡ります。

公共施設事業: 学校、病院、福祉施設、その他公共施設の建設・維持管理に携わっています。大規模なプロジェクトから地域密着型の施設まで、幅広い実績があります。具体的には、藤井寺市立藤井寺中学校施設整備事業、野洲町立野洲小学校・野洲幼稚園整備、市川市クリーンセンター余熱利用施設整備・運営事業など、全国各地で多くの公共施設整備に貢献しています。
商業施設事業: 『BiVi』『フレスポ』『ブランチ』といったブランドで展開するショッピングセンターの企画・開発・運営・管理を行っています。これらの施設は、地域住民の生活に密着した商業空間として親しまれています。BRANCH神戸学園都市は、JHEP認証を取得するなど、環境への配慮にも力を入れています。
リース事業: 建設機械や車両、オフィス機器などのリース事業も展開しています。多様なニーズに対応できるよう、幅広い製品を取り扱っています。
その他事業: 環境緑化事業、駐車場事業なども展開しています。

企業姿勢

大和リース株式会社は、数多くの団体に所属し、社会貢献にも積極的に取り組んでいます。一般社団法人プレハブ建築協会、一般社団法人日本建築学会、公益社団法人リース事業協会など、業界団体への参加を通じて、業界の発展に貢献しています。また、「子育てサポート企業」としての認定を受けるなど、従業員への配慮も万全です。

グループの一員として

大和ハウス工業グループの一員として、大和リース株式会社は安定した経営基盤を築き、今後も更なる発展を目指しています。大和ハウスリアルティマネジメント（旧大和情報サービス）と連携し、シナジー効果を生み出すことで、より質の高いサービスを提供し続けています。

過去の出来事

2011年には粉飾決算問題が発覚し、経営陣は減給や役職降格などの処分を受けました。この出来事を教訓に、企業ガバナンスの強化に努め、信頼回復に努めています。

まとめ

大和リース株式会社は、長年の歴史と実績を基盤に、公共施設から商業施設まで幅広い事業を展開する堅実な企業です。大和ハウス工業グループの一員として、今後も更なる発展が期待されます。

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