大盛穂

大盛 穂（おおもり みのる）

大盛穂は、1996年8月31日生まれ、京都府にある大阪市都島区出身のプロ野球選手です。彼は外野手として広島東洋カープに所属しており、右投左打のスタイルを持ちます。彼は幼少期から野球に取り組み、小学校1年生の時に初めてバットを握りました。守口シニアを経て、静岡の飛龍高校へ進学し、その後静岡産業大学に進むこととなります。

経歴

プロ入り前

大盛は静岡産業大学での4年間、特に春季リーグ戦での活躍が印象的でした。彼はその春に首位打者の地位を獲得し、秋季リーグでも打率が4割を超える成績を残しました。この成果がチームを18年ぶりの東海大会進出へ導く原動力となったのです。

2018年10月25日、彼はプロ野球ドラフトで広島東洋カープから育成ドラフト1位で指名を受けました。11月16日には支度金300万円、年俸300万円で仮契約を結び、背番号124を与えられました。これにより、彼は静岡産業大学出身者として初めてのプロ野球選手となったのです。

プロ入り後

プロ入り初年の2019年には、二軍で109試合に出場し、打率.248、1本塁打、11打点、16盗塁の成績を記録しました。このパフォーマンスによって、11月12日に支配下選手登録され、契約金1000万円、年俸500万円で再契約を果たしました。背番号は59に変更されました。

2020年には、7月24日に一軍登録され、初めての試合で初安打を記録します。特に7月26日の横浜DeNAベイスターズ戦では、自身の初安打を打ち、その年は73試合に出場し、打率.259、2本塁打、16打点、5盗塁をマークしました。

2021年は、開幕一軍入りを果たしましたが、代走や守備固めとしての出番が多く、15試合の出場に終わりました。また、コロナウイルスの影響で、一時登録を抹消される事態も発生しました。最終的には56試合に出場し、打率.270という成績を残しました。

2023年には、開幕一軍入りを果たすも、出場機会が限られ、最終的には52試合に出場し、打率.203という結果に終わりました。

プレースタイル・人物

大盛のプレースタイルは、特に遠投120メートルの肩と、50メートル6秒0の俊足が特徴です。大学時代には打撃に磨きをかけ、首位打者に輝いたことで自身の成長を実感しています。これに対し、広島のスカウトからも「三拍子そろっている」と高く評価されています。

高校時代に対戦した同級生の選手たち、木村聡司や桒原樹とのエピソードも語る大盛は、彼らに負けたくないという強い想いを持っています。

記録と成績

大盛の初出場は2020年7月24日で、プロ初のヒットは2日後の7月26日に記録されました。彼の初打点は8月7日、初盗塁は9月13日、そして初本塁打は10月3日に達成されました。これらの記録は彼のキャリアにおいて重要なマイルストーンとなっています。

あとがき

大盛穂選手は、今後の活躍が期待される選手です。打撃のさらなる向上や、試合での持ち味をいかんなく発揮し、チームに貢献できる日を待ち望んでいます。

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