大都社

株式会社大都社について



株式会社大都社(だいとしゃ)は、日本の出版社として漫画市場において重要な役割を果たしている企業です。本社は東京都千代田区神田三崎町に位置しており、2024年1月から新住所に移転予定です。この出版社は、少年画報社の系列に属しており、様々なジャンルの漫画雑誌や単行本を取り扱っています。

発行している雑誌



大都社が発行する主要な漫画雑誌には、『漫画ボンジュール』と『実際にあった怖い話』があります。特に『漫画ボンジュール』は、偶数月25日に発行される劇画コミック誌で、かつての『漫画ボン』の雑誌コードを引き継いでいます。一方、『実際にあった怖い話』はホラーコミック誌として知られ、奇数月24日に発行されるこの雑誌は、2007年に創刊され、最初は『漫画ボン』の増刊としてスタートしましたが、2009年に独立したタイトルとなりました。

さらに、大都社は秋水社が発行する雑誌も取り扱っています。具体的には、動物コミック誌『ねことも』、ティーンズラブ誌の『miniSUGAR』や『恋愛宣言pinky』などがあります。これらの雑誌は、初期は『漫画ボン』の増刊として出発しましたが、徐々に独立した雑誌として確立されています。

単行本の発行



大都社の単行本は「ダイトコミックス」というレーベル名の下で刊行されています。このレーベルは2000年代以降の現行レーベルであり、自社発行の作品や秋水社発行の単行本を幅広く取り扱っています。主に美少女コミックやボーイズラブ、ティーンズラブの作品が中心で、一般向けの作品に加えて成年コミックも取り扱っています。

ダイトコミックスの下にはいくつかのサブレーベルが存在し、ティーンズラブやボーイズラブ、ペットコミックス、ヤングレディスコミックス、さらには『ファンロード』関連の単行本も発行されています。また、『漫画ボン』掲載作品を収録する単行本シリーズもあり、バラエティに富んだ作品を提供しています。

過去のレーベル



大都社は、過去にはハードコミックス、スターコミックス、STコミックスなどのレーベルも運営していました。ハードコミックスは2001年まで刊行されており、主に再録本や傑作選集が中心でした。スターコミックスは1980年代半ばから1990年までの長期間にわたって愛され、他社の再録本を多数取り扱っていました。STコミックスは1990年から2000年まで活動しており、特にロボットアニメや特撮作品のコミカライズが注目を集めていました。

まとめ



株式会社大都社は、多彩なジャンルの漫画を発行し続ける重要な出版社です。様々な読者ニーズに応えながら、独自の作品を展開しており、今後の成長も非常に期待されています。

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