大里桃子

大里桃子：ゴルフ界の新星、その軌跡と挑戦

大里桃子（おおさと ももこ）は、1998年8月10日生まれ、熊本県玉名郡南関町出身の日本の女子プロゴルファーです。所属は伊藤園。

ゴルフとの出会いとアマチュア時代

8歳から父の指導のもとゴルフを始め、水泳、バスケットボール、陸上競技など、多様なスポーツを経験しました。また、ピアノも得意としていました。小学校時代からゴルフ競技会に出場し、熊本県や九州地区のジュニア大会で数々の優勝を飾りました。熊本国府高等学校に進学後も、ゴルフの才能を開花させます。

2014年には、高校1年生ながら全国高等学校ゴルフ選手権大会で団体優勝に貢献。同級生の田中瑞希選手と共にチームを牽引しました。2016年には、再び同大会で団体優勝を成し遂げ、高校ゴルフ界でその名を轟かせました。

2017年5月には、アマチュアとして「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」でローアマチュアを獲得。同年7月、LPGA最終プロテストに挑戦するも、1打及ばず不合格となりました。しかし、同年12月のLPGAファイナルクォリファイングトーナメントを16位で通過し、翌2018年前半のツアー競技出場権を獲得。プロへの道を切り開きました。

プロとしての飛躍

2018年7月、LPGA最終プロテストに3位で合格。LPGA90期生としてプロの仲間入りを果たしました。プロテスト合格直後の同年8月には、「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でホールインワンを達成。さらに翌週の「CAT Ladies」でツアー初優勝を飾り、プロテスト合格後23日目という、1988年のツアー制度施行後の最短記録を樹立しました。

2018年度の年間獲得賞金ランキングでは49位となり、自身初のシード権を獲得。LPGAアワードでは「敢闘賞」を受賞しました。2019年からは伊藤園所属となり、賞金ランキング38位と、さらに成績を向上させました。

2021年は、パナソニックオープンレディースで、同じ熊本県出身の上田桃子選手とのプレーオフの末、惜しくも優勝を逃しました。しかし、その翌週のワールドレディスチャンピオンシップでは2位、ほけんの窓口レディースではプレーオフを制し、2018年以来となるツアー2勝目を挙げました。

2023年はショットの不調に苦しみましたが、オフのスイング改造で持ち球をドローからフェードに変え、不安を解消しました。

さらなる高みへ

2024年シーズン、「宮里藍 サントリーレディスオープン」で、最終日に67をマークして通算12アンダーでホールアウトし、3年ぶりのツアー優勝を達成。この勝利により、初のLPGAメジャー大会「AIG全英女子オープン」の出場権を獲得しました。常に挑戦を続ける大里選手の今後の活躍に、大きな期待が寄せられています。

大里桃子の人物像

男子プロバスケットボール選手の川島聖那選手は、再従兄弟にあたります。ゴルフ以外にも、様々なスポーツに触れ、音楽の才能も持つなど、多才な一面を持っています。

主な成績

アマチュア

熊日トーナメント（ジュニア女子の部）：2013年、2014年、2015年
熊本県民アマチュアゴルフ選手権（ジュニア女子の部）：2013年、2014年、2016年
九州ジュニアゴルフ選手権（女子の部15～17歳）：2015年、2016年

プロ

JLPGAツアー優勝：3回

脚注

日本女子プロゴルフ協会による大里桃子のプロフィール
大里桃子の公式サイト
大里桃子のFacebook
大里桃子のInstagram
伊藤園ゴルフサイトにおける大里桃子の紹介

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