大阪ソーダ

株式会社大阪ソーダ

概要

株式会社大阪ソーダ（おおさかソーダ）は、大阪市西区に本社を置く日本有数の化学製品メーカーです。1915年に大阪曹達株式会社として設立され、その後、歴史を重ねてきました。特に1913年には日本で初めて電解ソーダの工業的な連続製造法を確立し、高純度の苛性ソーダを製造する技術を持っています。さまざまな基礎化学品や機能化学品を手掛けており、その製品は国内外で高い評価を得ています。

大阪ソーダは、医薬品原薬や中間体、環境リサイクルなどの多角的な事業展開を行い、特に世界的に競争力のある製品を数多く製造しています。1988年には社名をダイソー株式会社に変更しましたが、創業100年を迎えた2015年に株式会社大阪ソーダに再び改称し、歴史的なブランドを再生しました。

事業内容

1. 基礎化学品事業

基礎化学品事業では、苛性ソーダや塩素、アリルクロライド、エピクロルヒドリンなどを製造しています。これらの製品は、化学産業の根幹をなす重要な原料です。

2. 機能性化学品事業

機能性化学品事業では、アリルエーテル類やエピクロルヒドリンゴム、ジアリルフタレート樹脂（ダップ樹脂）、液体クロマトグラフィー用シリカゲル、シランカップリング剤などを取り扱っています。これらは特定の用途に合わせて高性能な製品を提供するために開発されています。

3. 次世代事業

医薬品関連では、原薬や中間体の生産も進めており、さらに電極関連の製品も展開しています。

4. その他の事業

建材や生活用品、資源リサイクル事業も手掛けています。ここでは、β-グルカンをはじめとする様々な製品が取り扱われ、生活の便利さを向上させています。

沿革

- 1915年: 大阪曹達株式会社設立。
- 1949年: 大阪証券取引所第1部に上場。
- 1953年: 東京証券取引所第1部に上場。
- 1988年: 社名をダイソー株式会社に変更。
- 2015年: 株式会社大阪ソーダに改称し、創業からの名を復活。
- 2021年: 岡山化成を吸収合併。

工場

大阪ソーダは、以下の工場を運営しています。

- 小倉工場（福岡県北九州市小倉北区）
- 尼崎工場（兵庫県尼崎市）
- 松山工場（愛媛県松山市）
- 水島工場（岡山県倉敷市）

関連会社

大阪ソーダは、幅広いコンスタルティブシナジーを持つ関連企業を展開しています。これには、ダイソーケミカル株式会社やダイソーエンジニアリング株式会社、サンヨーファイン株式会社などが含まれます。これらの企業は、化学分野における多様なニーズに対応し、それぞれが専門的な製品やサービスを提供しています。

大阪ソーダは、基礎化学品から機能性化学品まで多岐にわたる製品ラインを持ち、国内外での競争力を維持しながら、化学産業におけるリーダーシップを発揮し続けています。

もう一度検索