大阪労災看護専門学校

大阪労災看護専門学校について

大阪労災看護専門学校（おおさかろうさいかんごせんもんがっこう）は、独立行政法人労働者健康安全機構によって運営される専修学校です。大阪府堺市北区に位置し、専門的な知識と技術を備えた看護師の育成を目的としています。

沿革

本校の歴史は1960年に始まります。当初は「関西労災病院高等看護学院」として設立され、地域社会に貢献する看護人材の養成教育を開始しました。設立以来、時代の要請や制度の変更に応じて名称を変更しており、1968年には「関西労災病院看護学院」へ、さらに翌1969年には「大阪労災高等看護学院」へと改称しました。そして1977年、専修学校制度の発足に合わせて現在の「大阪労災看護専門学校」という名称になり、今日まで看護教育機関としての役割を担っています。この長い歴史の中で、社会のニーズに応じた教育内容の充実を図りながら、多くの看護専門職を輩出してきました。

教育課程と取得資格

大阪労災看護専門学校には、看護学科が設置されています。修業年限は3年間で、年間の入学定員は80名です。この学科では、看護の基礎から専門分野に至るまで、幅広い知識と実践的な技術を習得するためのカリキュラムが組まれています。経験豊富な教員陣による指導のもと、学生たちは看護師として必要な専門性と倫理観を育んでいきます。

卒業時には、文部科学大臣が認定する「専門士（看護専門課程）」の称号が授与されます。これは、専門学校の教育課程を修了し、一定水準の知識・技術を身につけた証明となります。また、本校の教育課程を修了することで、看護師国家試験の受験資格が得られます。多くの卒業生がこの資格を生かして看護師として活躍しています。さらに、将来的に保健師や助産師を目指したいという意欲を持つ学生のために、それらの養成学校への受験資格も得られるような教育体制が整えられています。看護師国家試験の合格率に関する詳細なデータは、関連情報から確認できます。

交通アクセス

大阪労災看護専門学校は、複数の公共交通機関を利用してアクセスしやすい立地です。OsakaMetro御堂筋線の「新金岡駅」からは、西方向へ徒歩およそ15分で到着します。電車でのアクセスに加え、バス路線も利用可能です。JR阪和線および南海高野線の「三国ヶ丘駅」、または南海本線の「堺駅」から南海バスに乗車することで通学できます。

三国ヶ丘駅（JR阪和線、南海高野線）から
南海バス「金岡町行」に乗車し、「金岡公園前」停留所で下車してください。
堺駅（南海本線）から
南海バス「新金岡行」に乗車し、「金岡公園前」停留所で下車してください。

バス停「金岡公園前」からは学校まで比較的近い距離にあります。これらの多様なアクセス手段により、大阪府内や近隣地域からの通学も便利になっています。

周辺環境

学校の周辺には、教育環境や学生生活をサポートする施設が複数あります。本校に隣接して、独立行政法人労働者健康安全機構が運営する「大阪ろうさい病院」があり、教育内容との連携が期待される環境です。また、「近畿中央呼吸器センター」のような医療機関も近くに位置しています。さらに、広大な敷地を持つ「金岡公園」も徒歩圏内にあり、学生がリフレッシュしたり、体を動かしたりするための緑豊かな空間を提供しています。これらの周辺施設は、学生の学びと生活の両面において良好な環境を形成しています。

大阪労災看護専門学校は、このような恵まれた環境と歴史ある教育体制のもと、社会に貢献できる優れた看護専門職の育成に取り組んでいます。

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