大須賀昭人

大須賀 昭人

大須賀昭人（おおすが あきと、1961年7月13日生まれ）は、日本の元俳優であり、現在は整体師として活動しています。本名はそのまま大須賀昭人です。東京都足立区の北千住で生まれ、彼は東洋カイロプラクティック専門学院を卒業しました。かつてはオフィスウィズに所属し、俳優としてのキャリアを築きました。

来歴

大学の浪人生活中、ある本との出会いが転機となり、ジャパンアクションクラブ（JAC）への入団を決意しました。1981年5月、彼はJACの第12期生としてメンバーに加わり、特にアクションセッティングの分野で才能を発揮しました。彼の俳優デビューは1983年に公開された映画『伊賀野カバ丸』（東映）で果たしました。その後、特撮TV番組『宇宙刑事シャリバン』や『超電子バイオマン』において主要な役割を担い、人気を博しました。特に『バイオマン』では南原竜太 / ブルースリーというレギュラーキャラクターを演じ、その存在感を印象づけました。

26歳でJACを辞めた後も俳優業を続けましたが、30代での引退を決意し、結婚を機に整体師としての新たな道を歩むことにしました。地元の東京・北千住に自身の整体院「東洋カイロプラクティック・大須賀センター」を開業し、院長として活動しています。さらに2000年代には特撮関連のトークショーにも参加し、過去の経験をファンと共有しています。

人物・エピソード

大須賀の趣味は音楽鑑賞で、特技としてラグビーと剣道を挙げています。特にラグビーは高校時代に取り組んでおり、体育教師からは運動神経の良さを認められていたそうです。彼は『バイオマン』のオーディションで同期の土家歩と役を争いましたが、最終的に南原竜太を演じることに決まりました。この役は彼にとって初めての本格的な芝居であったため、先輩の阪本良介から演技の基礎を学び、感謝の気持ちを抱いています。阪本は、大須賀が主演という重要な立ち位置で苦労していたことを振り返り、彼に性格をもっと明るくするようにアドバイスしたと語っています。

主な出演作品

テレビドラマ

• - 激闘! カンフーチェン（1983年、YTV）
• - 大戦隊ゴーグルファイブ（1982年 - 1983年、ANB） - マダラマン
• - 超電子バイオマン（1984年 - 1985年、ANB） - 南原竜太 / ブルースリー
• - 河合じゅんじ監督の『ドラマ・女の四季 / 妻の家出』（1987年、TX）など。

映画

• - 伊賀野カバ丸（1983年、東映） - 高田
• - 劇場版 超電子バイオマン（1984年、東映） - 南原竜太 / ブルースリー
• - 俺ら東京さ行ぐだ（1985年、松竹）- 隆

舞台

• - JACミュージカル 酔いどれ公爵（1985年、新宿コマ劇場）
• - ハムレット（1990年、日生劇場）など。

大須賀昭人は、俳優としてのキャリアを経て、現在では整体という新たな道を歩んでいます。彼の多彩な経験は、彼の人柄を豊かにし、今後も多様な分野での活躍が期待されます。

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