天津飯大郎:芸人、作家、声優…マルチな才能を発揮するエンターテイナー
1980年2月27日生まれの天津飯大郎(てんしん はんたろう)さんは、
広島県福山市出身のマルチな才能を持つエンターテイナーです。お笑いコンビ「天津」のボケ担当として知られ、
漫才師、
お笑いタレント、
ラジオパーソナリティ、ライトノベル作家、声優と、その活動領域は多岐に渡ります。
吉本興業所属。2024年2月までは向清太朗(むかい せいたろう)として活動していました。
経歴:学生時代から芸能界入りまで
幼少期は弟と過ごし、小学生時代の塾の同級生には、ロックバンド
THE BACK HORNの
岡峰光舟さんがいました。学生時代は広島のラジオ番組に頻繁に投稿しており、「赤ずきん茶々畑るり」というラジオネームで親しまれていました。これは『
赤ずきんチャチャ』とタレントの茶畑るりを組み合わせたものです。
盈進中学高等学校卒業後、NSC大阪校21期生として入学。同期の
木村卓寛さんと1999年2月に「天津」を結成しました。2008年には相方の木村さんがエロ詩吟でブレイクし、天津飯大郎さんは「じゃない方芸人」として注目を集めました。2010年から2012年にかけては、3年連続で吉本ブサイクランキング5位にランクインするという経験もしています。
多彩な活躍:テレビ、ラジオ、インターネット、そして創作活動
数々のテレビ番組に出演。代表的なものとしては、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』での顎が外れるアクシデント、『
ごきげん!ブランニュ』でのライザップ挑戦によるダイエット成功などが挙げられます。
ラジオでも活躍しており、『もえもえポンバシ系』、『
本渡楓と天津飯大郎の「本渡上陸作戦」』など、多くの番組を担当。
アニラジへの出演も多く、「ジャンル限定のラジオスター」と呼ばれるほどアニメに造詣が深く、アニメ関連の番組では構成作家としても参加しています。
インターネット上ではYouTubeチャンネルやニコニコチャンネル「ムカイワークス」を開設し、精力的に動画を配信。自ら企画・構成・プロデュース・キャスティングまで行い、1ヶ月に約10本の動画を制作するなど、多大な努力を払っています。
さらに、ライトノベル作家としての顔も持ち、『芸人ディスティネーション』シリーズや『クズと天使の二周目生活』を執筆。
4コマ漫画好きが高じて、自身初の著作『この4コマがオモロイ!』を出版しています。
声優としてのキャリア
声優としても活動しており、『あいまいみー』シリーズを始めとした様々なアニメ作品に多数出演しています。単なる声の出演だけでなく、ナレーションなども担当し、作品の世界観作りに貢献しています。
個性的なキャラクターと活動
身長164cm、体重84kgと、自身を「チビ・デブ・メガネ・オタク・ワキガ」と表現するなど、飾らないキャラクターが魅力。
山里亮太さん(
南海キャンディーズ)や
ガリガリガリクソンさん、
六角精児さんと間違われることも。
蒙古タンメン中本をこよなく愛し、「
蒙古タンメン中本 辛者(しんじゃ)の会」というトークライブを開催するなど、その趣味嗜好も独特です。
後輩の芸人たちを「向チルドレン」と呼び、『オタク寄席』などを開催するなど、人脈も広く、後輩育成にも力を注いでいます。
アニメへの深い造詣
「
アキバ系」ではなく「ポンバシ系」を自称するほど、アニメへの造詣は深い。R-1ぐらんぷりにも「ポンバシ系・向」として出場し、準決勝まで進出しています。『
ラブライブ!』ファンであることや、
4コマ漫画好きであることも知られています。
まとめ:挑戦と進化を続けるエンターテイナー
天津飯大郎さんは、
漫才師としての活動にとどまらず、
ラジオパーソナリティ、作家、声優と、多様な分野で才能を発揮する稀有な存在です。自身の個性と持ち前の努力で、常に新しいことに挑戦し、進化を続けるエンターテイナーと言えるでしょう。2023年12月にはR-1グランプリへの挑戦を発表、2回戦敗退という結果ながらも、芸名変更を発表し、更なる活躍が期待されます。今後も彼の活動から目が離せません。