天紫珠李

天紫 珠李（あまし じゅり）

天紫珠李は、宝塚歌劇団の月組に所属する娘役であり、現在のトップ娘役です。彼女は東京都世田谷区出身で、玉川聖学院を卒業しました。身長は166cmで、愛称は「じゅり」です。

来歴

珠李は2013年に宝塚音楽学校に入学。2015年に101期生として次席で卒業し、宝塚歌劇団に入団しました。初舞台は月組公演の「1789」で、男役として幕を開け、翌年には娘役へと転向を果たしました。

転向後、2019年にはトップコンビの大劇場お披露目で、新人公演初のヒロインを務め、その後も様々な公演で重要な役を担い続けました。2021年の「幽霊刑事」ではバウホール公演初ヒロインとして成功を収め、2022年や2023年には続けてヒロインを演じ、特にショーでの急遽代役の経験が話題になりました。

2024年7月には月組のトップ娘役に就任し、月組の101期から初めてのトップが誕生することとなりました。彼女はトップスターの鳳月杏との新コンビとして、全国ツアー公演「琥珀色の雨にぬれて／Grande TAKARAZUKA 110!」に出演する予定です。

人物

珠李の宝塚初観劇は轟悠主演の『ノバ・ボサ・ノバ』で、幼い頃からその魅力に心を奪われていました。6年生の時から本格的にクラシックバレエを学び、高校生の時には柚希礼音の舞台姿に憧れ、音楽学校の受験を決意しました。男役から娘役への転向は「MOON SKIP」というミュージック・パフォーマンスがきっかけで、舞台での楽しさを再発見した彼女は、思い切って新たな道を選びました。

転向当初は多くの困難がありましたが、同じく男役出身の愛希れいかからのアドバイスを受け、次第に自分の理想の娘役像を見出すことができました。

主な舞台

初舞台

• - 2015年4 - 6月: 月組『1789-バスティーユの恋人たち-』（宝塚大劇場）

月組男役時代

• - 2015年6 - 7月: 『1789-バスティーユの恋人たち-』（東京宝塚劇場）
• - 2015年8 - 9月: 『A-EN（エイエン）ARTHUR VERSION』（バウホール） - ジュリアン

月組娘役時代

• - 2019年1月: 新人公演『夢現無双』 - お通
• - 2021年3月: 『幽霊刑事』（バウホール） - 森須磨子
• - 2022年5月: 『ブエノスアイレスの風』 - イサベラ
• - 2024年8 - 9月: トップお披露目公演『琥珀色の雨にぬれて』 - シャロン・カザティ

受賞歴

• - 2021年: 阪急すみれ会パンジー賞 - 新人賞

彼女の今後の活躍が期待されており、舞台における華やかな演技が観客を魅了し続けることでしょう。

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