奈良県立万葉文化館

奈良県立万葉文化館

奈良県立万葉文化館は、奈良県高市郡明日香村に位置する美術館・博物館であり、日本の心の古典、言葉の文化遺産とも言える『万葉集』をテーマとしています。2001年9月15日に開館し、『万葉集』を中心とした古代文化に関する総合文化拠点として、多くの人々が訪れ、楽しみ、学べる施設です。

施設の概要

万葉文化館は、以下の3つの主要な機能で構成されています。

展示（万葉ミュージアム）: 万葉集に関する文化の振興を図る展示機能
図書・情報サービス（万葉図書・情報室）: 万葉集に関する情報の収集提供
調査・研究（万葉古代学研究所）: 日本の古代文化に関する調査・研究機能

これらの機能を通じて、万葉文化館は古代文化の魅力を視覚的に分かりやすく紹介し、来館者に深い学びと感動を提供することを目指しています。

1F

日本画展示室: 現代日本画家が万葉歌を基に制作した「万葉日本画」を展示。企画展も開催されます。
企画展示室: さまざまなテーマに基づいた企画展が開催されます。
展望ロビー・映像ホール: 展望ロビーからは美しい景色を眺めることができ、映像ホールでは万葉集に関する映像が上映されます。
炉跡群の修復展示: 事前の発掘調査で明らかにされた文化財を保存し、復元展示しています。
万葉図書・情報室: 万葉集に関する図書や情報を収集・提供しています。
ミュージアムショップ: 万葉集関連グッズやオリジナル商品を購入できます。
カフェ・レストラン: 食事や休憩ができるスペースです。

B1F

一般展示室: 万葉集とその時代を分かりやすく紹介しています。「歌とは何だろう」「歌の広場」「さやけしルーム」「万葉劇場」など、様々な展示を通じて万葉の世界を体験できます。
特別展示室: 敷地内で見つかった飛鳥池工房遺跡について、遺物のレプリカなどを紹介しています。

開館時間・観覧料

開館時間: 10:00～17:30（入館は17:00まで）
休館日: 毎週月曜日（祝日の場合は翌平日）、年末年始、展示替日
観覧料:
一般：600円
学生（高校・大学）：500円
小人（小・中学校）、65歳以上（県内在住者）：300円
※特別展等は別途料金

日本画展示室以外の全てのフロアは無料で利用できます。学校行事で利用する場合は、展示室等も無料で利用できます。関西文化の日には全会場を無料で鑑賞可能です。奈良県の減免取り扱い要領に基づき、外国人観光客は無料で鑑賞できます。

周辺の見どころ

万葉文化館の周辺には、数多くの歴史的な観光スポットがあります。

亀石
酒船石遺跡
橘寺
岡寺
安倍文殊院
石舞台古墳
飛鳥坐神社
飛鳥寺
飛鳥京跡
甘樫丘
犬養万葉記念館
飛鳥資料館

これらのスポットを巡ることで、万葉集の世界をより深く理解することができます。

アクセス

近鉄橿原神宮前駅東口バス停2番乗り場から奈良交通バスに乗車
近鉄飛鳥駅前バス停から奈良交通バスに乗車
「万葉文化館西口」バス停下車

まとめ

奈良県立万葉文化館は、『万葉集』をテーマにした展示、図書情報、調査研究を通じて、古代文化の魅力を発信する総合文化施設です。周辺の歴史的な観光スポットと合わせて訪れることで、日本の古代文化をより深く体験できるでしょう。

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