奥浪鏡

奥浪鏡（おくなみ きょう）のプロフィール

奥浪鏡は、1995年8月29日に広島県呉市で生まれた元プロ野球選手です。ポジションは内野手で、右投右打の選手として知られています。若い頃からその才能が注目され、野球界でのキャリアのスタートを切りました。

経歴

プロ入り前

野球を始めたのは、呉東リトルリーグからで、中学校では広島ジャガーボーイズに所属していました。このチームでの活躍が後のプロ入りにつながります。特に3年時には、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島の左翼席場外に本塁打を放つなどのパフォーマンスを見せ、注目を集めました。

創志学園高校に進学後は、甲子園球場での全国大会出場は叶いませんでしたが、対外試合で71本塁打を記録し、「岡山の李大浩」と称されました。高校三年春の済美高校との練習試合では、二打席連続本塁打を記録しました。

2013年、NPBのドラフトでオリックス・バファローズから6位指名を受け、プロ契約を結びました。背番号は61です。

オリックス時代

2014年には、フレッシュオールスターゲームで先発出場し、2安打を記録して優秀選手賞を受賞。その後、84試合で7本塁打を打ち、チームに貢献しました。2015年には103試合に出場し、8本塁打を果たしました。

プロ初の一軍デビューは2016年6月14日で、阪神戦で先発出場し初安打を放ちました。その後も少しずつ一軍の機会を増やし、活躍を遂げました。しかし、2017年には交通事故を起こし、無期限の謹慎処分を受けることになります。結果、シーズン終了後に戦力外通告が予想される中、球団の意向を受けて自身から契約解除を申し入れました。

オリックス退団後

退団後は広島に帰郷し、新たなスタートを切る決意をしました。トライアウトを経て、NPB復帰を目指しましたが、思うような結果は得られませんでした。2018年には関メディベースボール学院に通いながら社会人野球での再起を図ったものの、最終的には退団・退学となってしまいました。

選手としての特徴

奥浪は高校時代に71本塁打を記録する長打力を持つ選手で、大柄な体格でありながらも俊足を誇った点が特徴でした。最速6秒3の50メートル走を記録するほどのスピードも兼ね備えており、バットコントロールの面でも高い評価を受けていました。

記録と表彰

彼のキャリアには、フレッシュオールスターゲームでの優秀選手賞などの表彰もあります。プロ初安打や初盗塁、初打点など、選手としての記録も着実に積み重ねてきました。

結論

奥浪鏡は、その野球キャリアの中で多くの期待を寄せられましたが、様々な困難や選択の中で道を開拓していった選手です。今後の彼の人生が、より充実したものになることを願っています。

もう一度検索