学校法人帝塚山学園

学校法人帝塚山学園：歴史と伝統を誇る総合学園

学校法人帝塚山学園は、奈良県奈良市に本部を置く、幼稚園から大学院までを擁する総合学園です。約8000名に及ぶ学生、生徒、園児たちが学び、約900名の教職員が教育に携わる、規模の大きな教育機関です。27万平方メートルを超える広大な敷地に、帝塚山中学校・高等学校、帝塚山大学、そして附属幼稚園・小学校といった教育施設が整備され、活気あふれるキャンパスライフを支えています。学園前キャンパスと東生駒キャンパスの2つのキャンパスがあり、学園前キャンパスは近鉄奈良線学園前駅から徒歩1分というアクセス抜群の立地も魅力です。

学園のルーツと発展

帝塚山学園の起源は、1940年（昭和15年）に設立された男子中学校に遡ります。これは、大阪市住吉区帝塚山にある学校法人帝塚山学院（現在は別法人）の創立25周年記念事業として、中学校・高等学校、そして大学を開設し、一大総合学園を築こうという壮大な構想から始まりました。当初は七年制高等学校の設立を目指しましたが、法令上の制約から男子中学校として開校することになりました。戦後の学制改革を経て、男女共学の中学校・高等学校へと移行。その後、短期大学、大学と教育機関を拡大し、現在の総合学園へと発展を遂げてきました。

教育機関の多様性

帝塚山学園は、幅広い年齢層に対応した多様な教育機関を擁しています。幼少期からの教育を担う帝塚山幼稚園と帝塚山小学校、そして中等教育機関である帝塚山中学校・高等学校。高等学校は、男女共学ではありますが、授業は男女別で行われるという独自のシステムを採用しています。高等教育機関としては、帝塚山大学が中心となり、人文科学、経済学、法政策学など、多様な分野を網羅した学部・学科が設置されています。大学院も設置されており、高度な専門知識と研究能力を養う教育環境が整っています。かつては女子校として知られた帝塚山大学ですが、現在は男女共学となり、幅広い学生を受け入れています。

著名な卒業生

帝塚山学園からは、各界で活躍する多くの卒業生を輩出しています。芸能界では、元フジテレビアナウンサーの福元英恵氏、シンガーソングライターの山本潤子氏、歌手の愛内里菜氏、谷村奈南氏などが卒業生として名を連ねています。スポーツ界ではサッカー指導者の内藤就行氏などが挙げられます。また、経済界においても、サンスターグループ会長を務めた金田博夫氏など、多くの卒業生が活躍しています。これらの卒業生は、帝塚山学園での学びが、その後のキャリア形成に大きく貢献していることを示しています。

学園の未来

80年以上の歴史を持つ帝塚山学園は、時代とともに進化を続け、常に高い教育レベルを目指しています。近年の取り組みとして、環境問題への配慮も挙げられます。帝塚山幼稚園では、環境に優しい圧縮天然ガス(CNG)バスを導入するなど、持続可能な社会への貢献にも力を注いでいます。これからも、帝塚山学園は、地域社会に貢献する人材育成に尽力し、未来へと繋がる教育を提供し続けるでしょう。

施設情報

帝塚山幼稚園
帝塚山小学校
帝塚山中学校・高等学校
帝塚山大学
* 帝塚山大学附属博物館

(※2005年に廃止された帝塚山大学短期大学部を含みます。)

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