守山市立図書館

守山市立図書館について

守山市立図書館（もりやましりつとしょかん）は、滋賀県守山市が設置・運営する公共図書館であり、1978年において県内で4番目の公立図書館として開館しました。地域の情報拠点として、住民に多くの資料や館内設備を提供しています。

利用案内

守山市立図書館は、守山市在住者のほか、守山市で学ぶ学生、勤めている人に加えて、広域利用協定を結んでいる草津市、栗東市、野洲市に住む人々にも開放されています。各利用者は、最大15点の資料を3週間にわたって貸し出すことが可能です。ただし、新聞は館内での閲覧のみとなっており、借りることはできないので注意が必要です。

施設情報

この図書館は約7675㎡の敷地に建っており、建築面積は3028㎡、延床面積は4168㎡です。鉄骨造の2階建ての建物は、しっかりとした構造を持ち、大きく三つのエリアに分かれています。最初のエリア「木もれび広場」は、ギャラリーとカフェを兼ね備えた玄関スペースです。次に「つながる森」は多目的室や活動室、スタジオがあり、地域活動の場となっています。最後が図書館のメインエリア「本の森」で、ここには書籍や資料が豊富に揃えられています。この設計は、著名な建築家隈研吾氏の設計事務所が担当し、施工は前田建設工業と桑原組の共同企業体が行いました。駐車場は124台分のスペースが用意されています。

開館・休館日

守山市立図書館の開館日は火曜日から金曜日、日曜日が午前10時から午後7時、土曜日は午前10時から午後8時となります。祝日は曜日に準じた開館を行っていますが、月曜日は休館日となり、祝日の翌日も休館となります。年末年始や資料整理日も休館があるため、事前に確認が必要です。

歴史

守山市立図書館は、1977年に設立された「図書館運営を市民に問う会」の活動を経て、1978年4月に正式に開館しました。開館と同時に図書館運営に関するルールも整備され、以降、数回の刊行物を発行するなど地域との共生を図る活動が進められました。1989年には増改築を行い、さらに充実した施設を提供するとともに、2002年には広域利用の制度を導入し、地域外からの利用者も受け入れるようになりました。2018年の改築を経た現在、新たに北部図書館も開館し、更に地域住民のニーズに応える施設となっています。

立地とアクセス

図書館の立地は琵琶湖大橋を越えた後、レインボーロードを南進してきた際に表示される道からアクセスします。守山高校近くに位置しており、周囲には滋賀県立総合病院や大型児童センター等の公的施設も点在しています。交通アクセスは、JR東海道本線の守山駅から近江鉄道バスまたは江若交通で図書館前まで、または駅から徒歩でのアプローチも可能です。

守山市立図書館は地域に密着したサービスを提供し、住民の文化的な活動を支える重要な役割を担っています。分かりやすく利用しやすい環境づくりを目指すこの図書館は、今後も地域の知的な資源としての機能を大切にしていく仕組みを構築していくことでしょう。

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