安田倉庫

安田倉庫株式会社の概要と沿革

安田倉庫株式会社（英: Yasuda Logistics Corporation）は、東京都港区に本社を構える総合物流事業者です。この企業は芙蓉グループの準構成会社として知られています。

企業としての特徴と基盤

安田倉庫は主に首都圏を基盤にしており、倉庫業、陸上運送業、さらに港運や国際輸送、不動産業など多角的な事業を展開しています。特に関西地域に強い中央倉庫と資本および業務提携を結んでおり、相互にシナジーを生み出しています。

また、安田倉庫は芙蓉グループの中で重要な役割を果たしており、同じグループのヒューリック株式会社の株式を4.22%保有する大株主でもあります。これは第7位の保有割合であり、ヒューリックの株の資産価値は2020年3月末時点で312億円を超えており、安田倉庫の時価総額を上回っています。

沿革に見る企業の歴史

安田倉庫の歴史は1919年に始まり、当初は興亜起業株式会社として設立されました。1942年には現在の社名に変更され、その後の成長を遂げる要因となりました。1999年には東京証券取引所の2部に上場し、2005年には1部へと指定替えを果たし、企業の信頼性と安定性をアピールしました。

多岐にわたる事業内容

主な事業内容は以下の通りです：

• - 倉庫業: 商品の保管や管理を行い、多様な顧客のニーズに応じたサービスを提供。
• - 運送取扱業: 国内外への物流サービスを展開し、効率的な輸送を実現。
• - 港湾運送業: 港における貨物の輸送や保管を専門に行います。
• - 通関業: 国際物流に必要な通関手続きをスムーズに行い、顧客のビジネスをサポート。
• - 物流機器の販売・賃貸業: 物流業務に必要な機器を提供し、業務効率を向上させます。
• - 物流情報システムの開発・運営業: 最新のICT技術を駆使し、物流の効率化を図るソリューションを開発しています。
• - 不動産業: 物流施設の開発や管理を含む不動産関連事業も手がけています。
• - 建物設備の販売・賃貸業: 倉庫や物流センターに必要な設備の提供を通じて、運営の効率化を支援。

連結子会社について

安田倉庫は様々な子会社を有し、次のような会社が連結されています：

• - 株式会社ヤスダワークス
• - 北海安田倉庫株式会社
• - 安田運輸株式会社
• - 芙蓉エアカーゴ株式会社
• - 日本ビジネスロジスティクス株式会社
• - 安田メディカルロジスティクス株式会社
• - 株式会社ワイズプラスワン
• - 大西運輸株式会社
• - オオニシ機工株式会社
• - 安田中倉国際貨運代理（上海）有限公司
• - 安田物流（上海）有限公司
• - YASUDA LOGISTICS (VIETNAM) CO.,LTD.
• - PT. YASUDA LOGISTICS INDONESIA

加えて、不動産事業には株式会社安田エステートサービスも含まれ、安田倉庫の多角的な事業展開が実現されています。

最後に

安田倉庫株式会社は、信頼性と効率性を兼ね備えた物流事業者として、その存在感を増しています。業務の多様化及びグループ内での戦略的な連携により、今後の成長が期待される企業です。

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