宗吾参道駅

宗吾参道駅について

宗吾参道駅（そうごさんどうえき）は、千葉県印旛郡酒々井町下岩橋に位置する、京成電鉄本線の駅です。この駅は、駅番号KS38として識別されています。

駅の歴史

　この駅の初めての開業は1911年（明治44年）1月20日で、当時は成宗電気軌道の宗吾駅として開通しました。この駅は、近隣の成田山新勝寺との接続を担っていましたが、1944年（昭和19年）12月11日には廃止となり、以降は宗吾参道駅が東勝寺の最寄駅となりました。

　1928年（昭和3年）4月1日に宗吾駅として再び開業し、1951年（昭和26年）7月1日には現在の宗吾参道駅へと改称されました。さらに1982年（昭和57年）には駅が現在の位置に移転し、2006年（平成18年）12月10日には特急列車が停車する駅としての位置づけがなされました。

駅の構造

　宗吾参道駅は、地上駅であり、島式ホーム1面と単式ホーム1面の合計2面3線を有しています。また、京成成田駅が管理する橋上駅舎が設けられていますが、全てのバリアフリー設備が整っているわけではなく、エレベーターは設置されていません。トイレは1・2番線のホーム上にあるため、利用者に配慮されています。

　駅周辺には宗吾車両基地があり、朝晩にはこの駅を発着する列車が運行されています。駅には乗務員の出退勤を行う京成電鉄宗吾乗務区が併設されているため、一部の列車ではこの駅での乗務員交代が行われます。

利用状況

　2023年度のデータに基づくと、宗吾参道駅の一日平均乗降人数は2,699人で、京成線内の69駅中で第64位の利用状況でした。近年の利用者数は安定しています。

駅の周辺環境

　駅の周辺にはロータリー交差点がなく、住宅、畑、森林が混在した静かな環境が広がっています。駅の西側には東勝寺（宗吾霊堂）へ続く参道があり、地域の交通の要所ともなっています。千葉県道137号宗吾酒々井線や国道464号といった重要な道路が近隣に存在しており、交通利便性も考慮されています。

東口周辺

• - 東京学館高等学校
• - 酒々井ちびっこ天国（現在休園中）
• - 京成電鉄研修所
• - 宗吾車両基地
• - 京成ハーモニー 本社

西口周辺

• - 成田市公津公民館
• - 宗吾郵便局
• - JA成田市 公津支所
• - カーセールス・リード 本社
• - 東勝寺（宗吾霊堂）
• - 公津スポーツ広場

宗吾参道駅は、地域の交通インフラとして重要な役割を果たしており、周辺の歴史的なスポットにも近接しています。地域住民や観光客にとって、多くの利便性を提供する駅であると言えるでしょう。

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