宮城教育大学

宮城教育大学（みやぎきょういくだいがく、英語: Miyagi University of Education）は、宮城県仙台市青葉区に位置する国立[[大学]]であり、略称は宮教大（みやきょうだい）及び宮教（みやきょう）と呼ばれています。この大学は国立[[大学]]法人宮城教育大学によって運営されており、仙台市の中心部からもアクセスが容易な青葉山に所在しています。

概要

この大学は、もともと東北大学教育学部の一部でしたが、1965年に分離独立し、教員養成に特化することを目的に設立されました。現在、約120名の教員が在籍し、学生及び大学院生は合計で1700名ほどです。宮城教育大学は、全国で11校ある国立系の教員養成大学の一つであり、特に東北地方では唯一の国立系教育機関の役割を担っています。

歴史

設立の背景

宮城教育大学の前身である官立宮城師範学校は1873年に創設されました。教育学部はその後、旧制の宮城師範学校と宮城青年師範学校の教員養成系統が統合される形で新設された教育系の大学となりました。最初は東北大学教育学部の一部として機能していましたが、1965年に独立したことで全体像が整い、他の旧帝国大学と同様に専門性を強化する道を歩み始めました。

歴史的な出来事

- 1881年7月 : 宮城書籍館（後の宮城県図書館）が設立され、教育の基盤が整えられました。
- 1965年 4月1日 : 宮城教育大学が正式に設立されました。
- 1967年6月 : 附属養護学校が設置され、教育の多様性が広がりました。

最初の基盤を築いた宮城師範学校からの長い歴史を経た結果、今の形となり、多くの教員を生み出しています。

教育課程

宮城教育大学には、教育学部と大学院の専門職学位課程が設置されています。教育学部では、初等教育教員養成課程、中等教育教員養成課程、特別支援教育教員養成課程があり、学生数は約1700名で、男女比はおおよそ2対3です。特に留学生は全体の約5%を占め、その多くは中国からの生徒です。また、特別支援教育に関しては、特別専攻科も過去には設けられていましたが、現在は廃止されています。

キャンパス

宮城教育大学は青葉山キャンパスと上杉キャンパスの二つのキャンパスがあります。

- 青葉山キャンパス では、主要な学部施設に加え、運動施設も整備されており、項目が多様です。
- 上杉キャンパス には幼稚園と附属の中学校、小学校が設置されており、初等教育の教員養成において重要な役割を果たしています。

学生生活と部活動

部活動としては、硬式野球部があり、仙台六大学リーグに所属しています。学生寮も整っており、青葉山キャンパス内には男子寮が併設されています。

対外関係

国内外の多くの教育機関と交流協定を結んでおり、中国の東北師範大学や各国の大学とも提携しています。

宮城教育大学は、教員養成に特化した施設であり、学生たちが未来の教育を支える重要な役割を果たすための教育環境を提供しています。

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