宮本秀明

宮本秀明のプロフィールと野球人生

宮本秀明（みやもと しゅうめい、1996年7月24日生まれ）は、熊本県八代市出身の元プロ野球選手で、内野手および外野手として活躍していました。右投左打という特性を持ち、高い身体能力と俊敏な走塁が特徴です。

経歴

プロ入り前

宮本は小学生の頃から軟式野球に親しみ、中学時代には地元の熊本南シニアに所属。秀岳館高等学校に進学後は、2年生から遊撃手としてレギュラーとして活躍し、3年生のときに三塁手に転向しました。残念ながら、高校在学中に甲子園には出場できませんでした。

卒業後、彼はパナソニックに入社。入社初年度から内野手として活躍し、2年目には社会人野球日本選手権大会にも出場しました。3年目からは外野手に転向することになります。

DeNA時代

2017年のドラフトで横浜DeNAベイスターズに7位指名を受け、契約金3,000万円、年俸750万円で入団。背番号は00で、大学時代からの友人、松尾大河と再びチームメイトとなりました。

プロ入り初年度の2018年、宮本は公式戦を一軍でスタート。開幕戦で代打で登場し、成長を見せました。4月には初安打を本塁打で記録し、短い期間ながらも二塁手として多くの試合に出場しました。しかしその後一軍から遠ざかり、最終的には21試合に出場し、打率は.160という結果に終わりました。

二軍では54試合に出場し、打率.290を記録。9月にはファームの月間MVPにも選ばれ、その成績から秋季キャンプで外野手に転向することが通告されます。2019年は正式に外野手として登録されましたが、一軍での出場は代走のみであったため、アピールの機会を活かすことができませんでした。

2020年には主に二軍で67試合に出場し、打率.240、4本塁打、15盗塁を挙げていますが、一軍には10月になってからの登録でした。2021年には代走のスペシャリストとして期待され、開幕一軍を果たしましたが、その後も足の速さを活かせない部分が見え、定着には至りませんでした。

2022年はコロナウィルスの影響で一軍登録されたものの、打撃には安定感を欠き、再登録後も守備でのミスが目立ちました。最終的に、二軍で好成績を残すも、10月に戦力外通告を受けます。

現役引退後

横浜DeNAを退団した宮本は、関内のバーで勤務している後、2024年から神奈川県綾瀬市で野球スクールを開校し、若い選手の指導に携わることが決まっています。これは、同じく選手経験のある寺田光輝との二人体制で行われます。

特徴と逸話

宮本は50メートルを6秒で走る俊足と100メートルの遠投力を備えています。その一方で、プロ初出場の際には、特異なプレーで話題となり、ファンの記憶に残る選手となりました。

彼のプロとしてのキャリアは、夢を追った若者にとって大きなインスピレーションとなる歴史を持っています。これからの指導者としての挑戦にも期待が寄せられています。

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