富山第一銀行

株式会社富山第一銀行

株式会社富山第一銀行（英：THE FIRST BANK OF TOYAMA,LTD.）は、富山県の富山市を拠点とする第二地方銀行です。1978年の設立以来、地方経済の発展に寄与してきました。

概要

2015年に富山市西町南の「TOYAMAキラリ」という再開発ビル内に本店を移転し、業務を開始しました。この新しい本店に移行したことで、旧本店は耐震化工事を行った後、法人向けの支援を強化するための「ビジネスプラザ（BP）支店」として利用されています。銀行は、北陸新幹線の開通や東京証券取引所への上場も視野に入れて営業体制の見直しを図り、2016年3月には東京証券取引所第一部に上場を果たしました。また、広告でイメージキャラクターに関口知宏を起用し、効果的なブランディングを行っています。県外においても、石川県金沢市や新潟県の複数都市、中部地方の岐阜県などに店舗を展開し、大阪市や東京都の都市部には空中店舗も設けています。

沿革

富山第一銀行の歴史は1912年に遡ります。最初は氷見町に「明正貯金（株）」として設立され、その後、様々な貯金会社が創設されていきました。在り来たりな個別銀行の枠を超え、1944年には3つの会社が合併して「富山合同無尽」を設立しました。 その後、1945年には第二次世界大戦の影響を受けて耐久性のある営業形態を模索し、事務所の移転を繰り返しながら営業を続けるなどの困難を乗り越えました。

1951年には、新社屋の竣工が行われ、これにより業務の拡張が進みました。その後、1989年に普通銀行に転換し、現在の「富山第一銀行」に商号を変更しました。2003年には、経営破綻した石川銀行から2店舗を譲受して、更に市場へと設備を拡充し、2006年にはATMの相互入金機能も導入しました。

現在の業務

富山第一銀行は、個人から法人に至るまで幅広いニーズに応じた金融サービスを展開しています。預金、融資、投資信託、保険商品など、多岐にわたるファイナンシャルサービスを提供し、地域社会の発展を支える役割を果たしています。また、最新のノウハウを活かし、デジタルバンキングにも力を入れ、お客様との接点を増やすことで、さらなる顧客満足を目指しています。

関係会社

富山第一銀行は、様々な関連会社を持ち、事業の多角化を進めています。例えば、富山ファースト・ビジネス株式会社や富山ファースト・リース株式会社といった連結子会社があり、これらを通じて地域経済の発展に寄与しています。

このように富山第一銀行は、地方経済に密着した多彩なサービスを提供しつつ、着実に成長を続ける金融機関としての役割を果たしています。また、地域のニーズに応じた柔軟な対応を心がけ、今後もより一層の発展を目指していくことでしょう。

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