小山雄輝

小山雄輝（こやま ゆうき）は、1988年12月5日に愛知県知多市で生まれた元プロ野球選手で、ポジションは投手である。幼少期から中日ドラゴンズの熱烈なファンだった彼は、小学校5年生から野球を始め、その後の野球人生を築く基盤を形成していく。また、知多市立八幡中学校では有名な先輩が多く、学び舎は彼にとって素晴らしい環境だった。県立大府高校時代にはエースとして活躍し、愛知県大会で優勝を果たすが、甲子園出場の夢は果たせなかった。

その後、悪条件の中でも、体育の教員免許を取得するために天理大学へ進学。大学では投手から遊撃手にコンバートを経験するも、監督の指導で再び投手としての道を歩むことになる。3年次には抑え投手として活躍し、4年次にはエースとして輝かしい成績を収め、大学野球界でその名を知られる存在となった。無事にドラフト指名を受け、2010年に読売ジャイアンツから4位指名を受け、プロ野球選手としての道を歩み始める。

プロ入り後、2011年に公式戦で初登板し、横浜ベイスターズを相手に先発で試合に出場するも、最初のシーズンは思うような結果を残せず。その後、2012年にはイースタン・リーグで頭角を現し、初勝利を挙げるなど着実に成長。2013年にはポストシーズンに中継ぎとして参加し、好投を見せる。

2014年にはプロ初の完投勝利を成し遂げ、自己最高の成績を残しチームの成功に寄与するも、2015年以降は怪我や不調で出場機会が減少。2016年には二軍での経験を経てトレードで楽天に移籍する。その後、楽天でも期待に応えられず、2018年に戦力外となり引退を決意する。

引退後の2019年からは古巣の巨人で球団職員として活動し、ファン事業部にてイベント運営や選手のファンサービスに注力している。

彼は187cmの長身を活かし、最速150km/hのストレートを武器とする。オーバースローのスタイルで、カーブやフォークも巧みに操り、打者を圧倒した。また、スパイク内には感謝の気持ちを込めて両親の名前から取った漢字が刺繍されており、親しみやすさや人間味を感じさせる存在となっている。さらに、2018年には一般女性と結婚しており、プライベートも充実させている。歴史あるプロ野球の中で、彼のプレイや人柄は多くのファンに支持されてきた。

もう一度検索