小川町立図書館

小川町立図書館の魅力

小川町立図書館（おがわちょうりつとしょかん）は、埼玉県比企郡小川町にある公立図書館で、地域の文化や知識の宝庫として親しまれています。図書館は地下1階から2階の合計3つのフロアで構成されており、各階には屋外テラス席が設置されているため、利用者は自然の中でリラックスしながら読むことができます。

魅力的な施設

地下1階には「石垣の文蔵」、2階には「山なみの文蔵」という魅力的な愛称が付けられており、それぞれが独自のテーマと雰囲気を持っています。このように名付けることで、訪れる人々に地域に根ざした温もりを感じさせる素晴らしい図書館空間が広がっています。さらに、インテリアには小川町の特産品である細川紙（小川和紙）が活用されており、製作者ごとの和紙サンプルも展示されています。こうした工夫が、図書館を訪れる人々にとって、ただ本を読むだけではなく、どういった素材が地域に根付いているのかを知る場ともなっています。

豊富な蔵書

小川町立図書館の蔵書数は、埼玉県内の町立図書館の中でも三芳町立図書館に次ぐ多さを誇り、広範なジャンルの本を揃えています。一般書籍から子ども向けの絵本、さらに視聴覚資料に至るまで、多岐にわたる資料が揃っており、利用者の様々なニーズに応えています。特に視聴覚資料は、10,041点もあり、視覚や聴覚を通じて情報を得たい方々にも対応しています。

歴史の流れ

小川町立図書館の歴史は1955年（昭和30年）2月に始まり、町村合併により旧町村時代からの3つの図書館（大河、小川、戸田図書館）を引き継ぐ形で設立されました。1965年には、大河図書館との合併が行われ、中央公民館3階に移転しましたが、1970年には戸田図書館も移設され、さらなる成長を遂げました。1979年には浦和地方法務局小川出張所の移転に伴い、改造した建物に移転しました。1988年には移動図書館車「せせらぎ号」が運行開始され、2001年には現在の小川町立図書館がオープンしました。

利用案内とアクセス

小川町立図書館は、利用者のために便利なアクセスが提供されています。東武東上線の小川町駅から徒歩8分の場所に位置しており、交通の便も良好です。図書館は毎週月曜日（祝日を除く）、毎月第4木曜日（館内整理日）、年末年始、そして国民の祝日の翌日（土・日曜日を除く）に休館となっていますので、訪れる際は注意が必要です。

終わりに

小川町立図書館は、地域の文化的な拠点として、多くの人々に愛され続けている場所です。豊富な蔵書と魅力的な空間、そして歴史ある背景を持つこの図書館をぜひ訪れて、知識と文化を育むひとときを楽しんでください。

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