小杉保夫

小杉保夫について

小杉保夫（こすぎ やすお）は、東京都目黒区出身の日本の作曲家、編曲家、作詞家であり、歌手としても活動しています。彼は「Funky Y.K」という名前でも知られています。音楽業界における彼のキャリアは、さまざまなジャンルにわたり、特に子供向けの楽曲やアニメ、特撮の音楽において多くの作品を残してきました。

来歴

小杉は東京都立桜町高等学校を卒業後、日本大学の芸術学部に進学しましたが中退。その後、中学校時代にビートルズの影響を受け、自らギターを手にして作曲活動を始めます。高校時代には、同級生たちとビートルズのコピーバンド「ザ・ジャンクス」を結成しました。彼の最初のデビューは、大学在学中に組んだフォークデュオ「ニッチモ＆サッチモ」ですが、商業的には成功を収めることができず、歌手としての道を進む一方で、他のアーティストへの楽曲提供を始めました。

1981年には郷ひろみによるヒット曲「お嫁サンバ」を手掛け、これをきっかけに、堂々とした作曲家としての地位を確立していきます。1990年代以降には、アニメや特撮の音楽制作に力を注ぎ、NHKの子供向け番組の楽曲制作にも携わるようになります。

音楽へのこだわり

小杉は、音楽制作においては特に子供たちが楽しめるような明るい曲作りに心掛けていると語っています。彼は「みんなが楽しんで元気を出せるような楽曲」「聴く人の耳にひっかかるフック」を意識した曲作りが特徴です。彼と作詞家の里乃塚玲央との共作では、「オラはにんきもの」や『おジャ魔女どれみ』シリーズの主題歌など、数多くの人気曲が誕生しました。

主な作品

アニメ

• - 愛少女ポリアンナ物語 「幸福」（第2部エンディング）
• - クレヨンしんちゃん 「オラはにんきもの」（3代目オープニング）
• - おジャ魔女どれみ シリーズの主題歌や挿入歌

特撮

• - 超獣戦隊ライブマン（オープニング）
• - 地球戦隊ファイブマン（オープニング）

歌謡曲

• - 郷ひろみの「お嫁サンバ」や「もういちど思春期」など、多岐にわたり名曲を提供。

CMソング

• - NTTドコモやT-fal、サントリーなどのCM音楽を手掛けたことがあります。特に、サウンドロゴなど短いメロディーを創り出すセンスに定評があります。

エピソード

小杉は大学時代の先輩を通じて、作曲家の中山大三郎と出会い、こまめに交流を持ち続けていました。また、「ニッチモ＆サッチモ」時代に制作した「しらけ鳥」は、友川カズキに「しらけ鳥音頭」として再アレンジされ、これが小松政夫によってヒットしました。彼の手がける曲には多くのアニメや特撮作品があり、その一つに「超獣戦隊ライブマン」のイントロ部分のシャウト音があり、彼自身が歌っています。

まとめ

音楽活動を通じて多くの人々に愛されてきた小杉保夫は、今後もその独自の感性と技術でさらなる作品を生み出していくことでしょう。彼の楽曲は、子供たちやファミリー層に特に人気があり、これからも多くの人々の記憶に残り続けるでしょう。

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