小松市立ポッポ汽車展示館

小松市立ポッポ汽車展示館の紹介

小松市立ポッポ汽車展示館は、石川県小松市尾小屋町に位置する鉄道保存施設です。本館は元々、1977年に廃線となった尾小屋鉄道の旧・尾小屋駅跡地に設立されることから始まりました。2002年4月26日に正式に開館し、地域の鉄道歴史を伝える重要な役割を果たしています。また、この施設は石川県立尾小屋鉱山資料館と併設されており、地域の産業文化の面でも貴重な場所となっています。

展示内容

ポッポ汽車展示館では、鉄道に関連する様々な資料が展示されているほか、3両の鉄道車両が静態保存されています。保存されている車両は以下の通りです。

• - 蒸気機関車 5号（2代）
• - 気動車 キハ3
• - 客車 ハフ1型

これらの車両は、尾小屋鉄道の歴史とその利用を知るための貴重な資料として、訪れる人々にその魅力を伝えています。また、2005年からはボランティア団体「なつかしの尾小屋鉄道を守る会」によって、保存車両の整備や動態運転が行われるようになり、さらに見学者にとっての魅力が増しています。

さらに、館内には全長約100mの電動トロッコ列車が敷設されており、観光客はバッテリー機関車が牽引する5両の木造貨車に乗ることができる体験乗車が用意されています。これは特に子ども連れの家族にとって楽しい体験となるでしょう。

利用案内

ポッポ汽車展示館の開館時間は随時ですが、電気点灯は午前9時から午後5時までとなっています。入館料金は無料で、駐車場も用意されており、普通車が約20台駐車可能です。駐車場は併設の尾小屋鉱山資料館のものを利用しますので、訪れる際は確認しておくと良いでしょう。

イベント情報

展示館では、不定期でさまざまなイベントが行われています。特に「キハ3公開運転」や「電動トロッコ列車運転」といった体験型のイベントは、訪問者に大変好評です。乗車は無料で提供されているため、家族連れや鉄道ファンには見逃せない機会となります。

交通アクセス

ポッポ汽車展示館は小松空港から車で約1時間の距離にあり、北陸新幹線・IRいしかわ鉄道線の小松駅からも車で約25分でアクセスできます。また、公開日に限り「小松駅南口バスのりばAゾーン」（公立小松大学の東側）から無料の送迎バスが運行されていますので、公共交通機関を利用する際にも便利です。北陸自動車道小松ICからは車で約35分と、アクセスの良い位置にあります。

周辺情報

展示館周辺は、尾小屋鉱山の跡地に位置しており、地域の歴史を感じることができます。さらに、南側には大倉岳高原スキー場があり、冬にはスキーを楽しむ人々にも親しまれています。周辺には国道416号や石川県道160号尾小屋停車場線などの交通の要所もあり、訪れる人にとって便利な立地です。

小松市立ポッポ汽車展示館は、地域の歴史と文化が調和した魅力的な場所であり、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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