小林慶祐

小林慶祐選手 - プロ野球投手の経歴

基本情報

小林慶祐（こばやし けいすけ、1992年11月2日生まれ）は、ベルギーのブリュッセルで生まれ、その後千葉県佐倉市で育ったプロ野球選手です。ポジションは投手で、右投げ右打ち。現在はオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに所属し、愛称は「コバ」です。

経歴

プロ入り前

小林選手は、両親が日本人ですが、実父の仕事の都合でブリュッセルに生まれました。生後2年で日本に帰国し、佐倉市立青菅小学校で野球を始めます。その後、八千代松陰高校に進学し、硬式野球部に加入しますが、控え選手としての立場が続き、全国大会への出場は限られました。その悔しさから、東京情報大学の硬式野球部のセレクションに挑戦し、見事合格しました。

東京情報大学での活躍

大学では、2年生の秋に初勝利を挙げ、3年生ではエースとしてチームを西日本大学選手権に導きました。4年生でも最多勝を獲得し、卒業後は日本生命に入社し、社会人野球でも注目を浴びました。特に、2015年の社会人野球日本選手権では4試合で1失点の成績を残し、優秀選手賞を獲得しました。

プロ入り

2016年10月、ドラフトでオリックス・バファローズから指名を受け、契約。背番号39を背負い、2017年シーズンから正式にプロとしてのキャリアをスタートさせます。デビューから順調に出場を重ねる中、9月には右目への危険な直撃を受け、一時は重傷を負いましたが、後に復帰を果たします。

オリックス時代

オリックスでは、2017年にデビューし、以降も着実に試合に出場。2018年には先発へ転向を図りますが、故障に見舞われたため、希望通りにはいきませんでした。2019年も20試合に登板するも、結果は振るわず。2020年8月には阪神タイガースにトレードされ、背番号56を着用します。

阪神タイガースでの活躍

阪神に移籍した2021年は、開幕にメンバー入りし、無失点記録を達成。しかしその後、怪我に悩まされつつも、シーズン終盤には復帰し結果を出しました。2023年はウエスタン・リーグで多くの登板を果たし、最多セーブに輝きましたが、一軍登板は限られていました。そうした中で、シーズン終了後に戦力外通告を受けます。

新たな挑戦

そして2023年12月2日、2024年シーズンから新たにイースタン・リーグに参加するオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブへの入団が発表されますが、2024年開幕前に右肩に違和感を訴え、療養が必要となります。

選手としての特徴

身長187cmの長身から投げる最速151km/hのストレートは、小林選手の大きな武器です。他にもツーシームやフォーク、スライダーといった多彩な球種を持ち、奪三振率の高さが特に評価されています。ただ、力む癖があることから、リラックスした投球を心がけています。

私生活

小林選手は、祖父の影響から阪神ファンであると公言しています。彼のバックボーンや選手としての努力は、ファンから多くの支持を得ています。

もう一度検索