小林樹斗

小林 樹斗選手のプロフィール

小林樹斗（こばやし たつと）は、2003年1月16日生まれで、和歌山県日高郡美浜町の出身です。右投右打の投手として、プロ野球チームの広島東洋カープで活動しています。

経歴

プロ入り前

小林選手は、地元の美浜町立松原小学校にて松原少年野球クラブで野球を始めました。中学校では軟式野球部に所属し、その後高中学校に進学しました。智辯学園和歌山高校では、入学早々から活躍が期待され、1年生の春にはベンチ入りを果たしました。しかし、同年の選手権大会では残念ながらメンバーから外れました。

2年生の春と夏には甲子園大会に出場し、第91回選抜高等学校野球大会では熊本西高校戦にリリーフ登板し、続く準々決勝の明石商業戦でも同様の役割を果たしました。この大会では、9回に来田涼斗選手にサヨナラ本塁打を許してしまいます。夏の全国高等学校野球選手権大会では、米子東高校戦でリリーフ登板し、星稜高校戦では先発登板し、奥川恭伸投手との投げ合いを演じました。2年生の秋以降はエースとしてチームを引っ張り、3年生の夏には甲子園交流試合で6回からリリーフとして登場し、自己最速となる151km/hを投じました。

プロ入り

2020年のドラフトにおいて、小林選手は広島東洋カープから4巡目で指名を受け、2020年11月16日に契約金4000万円、年俸500万円（推定）の条件で入団しました。背番号は53に決まり、プロ野球選手としての第一歩を踏み出しました。

広島時代

2021年には、シーズン最終戦の11月1日に先発として初めてプロキャリアの舞台に立ちましたが、4回途中で6失点を喫し、試合には敗れました。オフには、推定年俸500万円で契約を更改しました。

2022年は、5月に中継ぎとして登板しましたが、6月4日のファームでの試合中に右肘を疲労骨折し、その後は治療とリハビリに専念することになりました。

選手としての特徴

小林選手のストレートは最速152km/hに達し、変化球にはカーブやスライダー、スプリット、チェンジアップ、ツーシームを使用しています。特にストレートの速さは彼の武器の一つです。

記録

小林選手の初登板は2021年11月1日の東京ヤクルトスワローズ戦で、3回2/3を投げて6失点の成績でした。この試合では、1回表に塩見泰隆選手から初めての三振を奪いました。また、同日の試合では自身初の打席を迎え、高橋奎二投手から犠打を記録しました。

最後に

小林樹斗選手は、今後の成長が非常に期待される若手投手です。たゆまぬ努力としっかりとした姿勢で、広島東洋カープの一員として、更なる活躍を届けることを目指しています。

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