小田原市立病院

小田原市立病院：地域医療を支える中核病院

1958年6月、神奈川県小田原市久野に開院した小田原市立病院は、地域住民の健康を守るため、長年にわたり貢献を続けている市立の医療機関です。当初は9診療科、110床の規模でしたが、時代の変化とともに増改築を繰り返し、現在では15診療科、400床を超える病床数を有する大規模な病院へと成長しました。

沿革と発展

開院以来、小田原市立病院は地域医療ニーズの変化に対応すべく、積極的に病院の整備と機能強化に取り組んできました。1972年には増改築により345床へ、1981年には全面改築を経て417床へ増床。この改築によって、診療科も拡充され、より高度で多様な医療を提供できるようになりました。

2009年には、救命救急センターを開設、地域住民の生命と健康を守るための体制をさらに強化しました。同年、神奈川県知事より地域医療支援[[病院]]の承認を受け、地域医療における責任と役割を改めて認識しました。

近年では、2021年に神奈川県、小田原市、県立病院機構との連携強化により、県立足柄上病院の産科業務を小田原市立病院へ集約。周産期医療機能の充実を図り、地域における母子医療の更なる向上を目指しています。

幅広い診療科と充実した医療設備

小田原市立病院では、内科、外科、小児科といった一般診療科に加え、糖尿病内分泌科、心身医療科、脳神経外科、心臓血管外科など、高度な専門性を必要とする診療科も数多く設置されています。また、病理診断科や臨床検査科も充実しており、正確な診断と効果的な治療に貢献しています。さらにリハビリテーション科も設置し、患者さんの回復をサポートしています。

地域医療支援[[病院]]としての役割

小田原市立病院は、地域医療支援[[病院]]、災害拠点[[病院]]、救命救急センター、臨床研修指定病院など、数多くの指定を受けています。これらの指定は、病院が地域医療の中核を担い、高度な医療を提供する能力と責任を有することを示しています。

具体的には、救急医療体制の構築、周産期医療の充実、がん診療連携拠点[[病院]]としての役割、そして若手医師の育成など、多岐にわたる活動を行っています。

アクセスと情報

小田原市立病院は、小田急小田原線足柄駅、伊豆箱根鉄道大雄山線井細田駅から徒歩約10分、JR東海道本線小田原駅から徒歩約20分の場所に位置しています。バスを利用する場合、小田原駅西口または東口からバスに乗車できます。

医療事故情報

2020年には、医師による不祥事が発生し、懲戒免職処分を受けています。病院は、このような事態を重く受け止め、医療の安全管理体制の更なる強化に努めています。

まとめ

小田原市立病院は、地域住民にとってなくてはならない存在です。高度な医療技術と充実した設備、そして地域連携を強みに、これからも地域医療を支えていくでしょう。今後も、安全で質の高い医療を提供し続けるため、職員一同努力を続けています。

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